高校数学 公式・解法ノート
差がつく

重複順列と部屋分け(空き部屋なし)

着眼点1人ずつ「どの部屋に入るか」を選ぶので (\text{部屋数})^{(\text{人数})}。空き部屋を禁じるなら、空きがある場合を引く。

n 種類から重複を許して r 個並べる:n^r

r 人を3部屋A,B,Cに空き部屋なしで入れる:

3^r-3\cdot2^r+3\cdot1^r

(全体 − 「ちょうど1部屋が空く」 − 「2部屋が空く」を、包除原理で整理した形)

例題
1
4人を2つの部屋A,Bに入れる。空き部屋がないような入れ方は何通りか。また、4人を(区別のない)2つのグループに分ける方法は何通りか。
解答
全体 2^4=16、全員Aか全員Bの2通りを除いて 14 通り。
グループに区別がないとA,Bの入れ替えで同じになるので 14\div2=7 通り。
答 14通り、7通り
2
5人を3つの部屋A,B,Cに空き部屋がないように入れる方法は何通りか。
解答
全体 3^5=243。
Aが空く入れ方は 2^5=32(B,Cだけを使う。全員同じ部屋も含む)。B,Cも同様で計 3\times32=96。
ところが「全員B」は「Aが空く」「Cが空く」の両方で数えているなど、1部屋にまとまる3通りを2回ずつ引いている。そこで3を足し戻す。
243-96+3=150。
答 150通り
注意3^5-3\cdot2^5 で止めると、全員が1部屋に入る場合を引きすぎたまま。

「場合の数と確率」の項目

  1. 和の法則・積の法則必須
  2. 順列 ₙPᵣ(隣接・非隣接・数字の並び)必須
  3. 組合せ ₙCᵣ(選ぶだけ・図形・最短経路)必須
  4. 組分け(区別あり/なし)差がつく
  5. 同じものを含む順列必須
  6. 円順列・じゅず順列差がつく
  7. 重複順列と部屋分け(空き部屋なし)差がつく
  8. 重複組合せ(○と|の並べ方)差がつく
  9. 確率の定義と「区別して数える」必須
  10. 余事象・「少なくとも」・最大値の確率必須
  11. 独立試行・反復試行の確率必須
  12. 条件付き確率と乗法定理必須
  13. 期待値必須
  14. 2状態の推移 pₙ₊₁=apₙ+b必須
  15. 3状態以上の推移(対称性で1本の漸化式に)差がつく
  16. 完全順列(全員が自分以外を受け取る)不要

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