高校数学 公式・解法ノート
必須

独立試行・反復試行の確率

着眼点確率 p の試行を n 回やってちょうど r 回起こる確率は「何回目に起こるかの選び方 C」×「確率の積」。

{}_{n}\mathrm{C}_{r}\,p^r(1-p)^{n-r}

「先に3勝した方が勝ち」型は、最後の試合で決まるので「最終試合の前までに2勝 k 敗」×「最終試合に勝つ」で数える。

例題
1
さいころを5回投げるとき、1または2の目がちょうど2回出る確率を求めよ。
解答
1回の確率 \dfrac13。
{}_{5}\mathrm{C}_{2}\left(\dfrac13\right)^2\left(\dfrac23\right)^3=10\cdot\dfrac19\cdot\dfrac{8}{27}=\dfrac{80}{243}。
答 \dfrac{80}{243}
2
A,Bが試合をし、各試合でAが勝つ確率は \dfrac23(引き分けなし)。先に3勝した方を優勝とする。Aが優勝する確率を求めよ。
解答
Aが優勝するのは、最終試合でAが勝ち、それまでにAが2勝・Bが k 勝 (k=0,1,2) のとき。
k=0:\left(\dfrac23\right)^3=\dfrac{8}{27}
k=1:{}_{3}\mathrm{C}_{1}\left(\dfrac23\right)^2\dfrac13\cdot\dfrac23=3\cdot\dfrac{8}{81}=\dfrac{8}{27}
k=2:{}_{4}\mathrm{C}_{2}\left(\dfrac23\right)^2\left(\dfrac13\right)^2\cdot\dfrac23=6\cdot\dfrac{8}{243}=\dfrac{16}{81}
合計 \dfrac{24}{81}+\dfrac{24}{81}+\dfrac{16}{81}=\dfrac{64}{81}。
答 \dfrac{64}{81}
注意優勝決定型で単純に {}_{5}\mathrm{C}_{3}p^3q^2 とすると、4試合目までに優勝が決まった後も試合を続けた場合を含んでしまう。
確認問題
1
数直線上の原点にある点が、硬貨の表で +1、裏で -1 動く。6回投げた後に座標2にいる確率は?
答え
表 h 回で h-(6-h)=2 より h=4。{}_{6}\mathrm{C}_{4}\left(\frac12\right)^6=\frac{15}{64}

「場合の数と確率」の項目

  1. 和の法則・積の法則必須
  2. 順列 ₙPᵣ(隣接・非隣接・数字の並び)必須
  3. 組合せ ₙCᵣ(選ぶだけ・図形・最短経路)必須
  4. 組分け(区別あり/なし)差がつく
  5. 同じものを含む順列必須
  6. 円順列・じゅず順列差がつく
  7. 重複順列と部屋分け(空き部屋なし)差がつく
  8. 重複組合せ(○と|の並べ方)差がつく
  9. 確率の定義と「区別して数える」必須
  10. 余事象・「少なくとも」・最大値の確率必須
  11. 独立試行・反復試行の確率必須
  12. 条件付き確率と乗法定理必須
  13. 期待値必須
  14. 2状態の推移 pₙ₊₁=apₙ+b必須
  15. 3状態以上の推移(対称性で1本の漸化式に)差がつく
  16. 完全順列(全員が自分以外を受け取る)不要

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