高校数学 公式・解法ノート
必須

不定形 \frac{\infty}{\infty}・\infty-\infty の崩し方

着眼点まず代入して形を見る。\frac{\infty}{\infty} なら分母の最高次で割る、\infty-\infty で根号があれば有理化。

  • \frac{\infty}{\infty}:分母・分子を分母の最高次の項で割る(\frac{1}{n}\to0 を作る)。
  • \infty-\infty(根号あり):\sqrt{A}-B=\dfrac{A-B^2}{\sqrt{A}+B} と有理化。
  • \infty-\infty(多項式):最高次でくくる。n^3-n^2=n^3\left(1-\frac1n\right)\to\infty
例題
1
\displaystyle\lim_{n\to\infty}\frac{3n^2-n+1}{2n^2+5} を求めよ。
解答
分母・分子を n^2 で割る。\frac{3-\frac1n+\frac1{n^2}}{2+\frac5{n^2}}\to\frac{3}{2}答え \dfrac32
2
\displaystyle\lim_{n\to\infty}\left(\sqrt{n^2+3n}-n\right) を求めよ。
解答
有理化する。\sqrt{n^2+3n}-n=\frac{(n^2+3n)-n^2}{\sqrt{n^2+3n}+n}=\frac{3n}{\sqrt{n^2+3n}+n}分母・分子を n で割って \frac{3}{\sqrt{1+\frac3n}+1}\to\frac{3}{2}答え \dfrac32
注意「\infty-\infty=0」「\frac{\infty}{\infty}=1」としない。不定形は形を変えるまで値が決まらない。
確認問題
1
\displaystyle\lim_{n\to\infty}\frac{2n+1}{n^2}
答え
0(n^2 で割ると \frac{2/n+1/n^2}{1}\to0)
2
\displaystyle\lim_{n\to\infty}\left(\sqrt{n+1}-\sqrt{n}\right)
答え
0(有理化で \frac{1}{\sqrt{n+1}+\sqrt n}\to0)

「極限」の項目

  1. 不定形 ∞/∞・∞-∞ の崩し方必須
  2. rⁿ の極限と場合分け必須
  3. はさみうちの原理必須
  4. 漸化式で決まる数列の極限差がつく
  5. 無限等比級数必須
  6. 部分和を求めてから極限(部分分数分解)必須
  7. 級数のかっこの付け外し・項の並べ替え不要
  8. 関数の極限:0/0 と x→-∞必須
  9. 極限値から係数を決める差がつく
  10. limₓ→₀(sin x)/x=1必須
  11. e に関する極限必須
  12. 片側極限と「極限が存在しない」差がつく
  13. 関数の連続性差がつく
  14. 中間値の定理差がつく
  15. ε-N 論法による極限の定義不要

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