高校数学 公式・解法ノート
必須

e に関する極限

着眼点(1+\text{小})^{\text{大}} の形は e の定義へ。指数・対数の \frac00 は \frac{e^h-1}{h}\to1、\frac{\log(1+h)}{h}\to1 を使う。

\lim_{h\to0}(1+h)^{\frac1h}=e,\quad \lim_{x\to\pm\infty}\left(1+\frac1x\right)^x=e\lim_{h\to0}\frac{e^h-1}{h}=1,\quad \lim_{h\to0}\frac{\log(1+h)}{h}=1
例題
1
\displaystyle\lim_{x\to\infty}\left(1+\frac2x\right)^x を求めよ。
解答
t=\frac{x}{2} とおくと x=2t、t\to\infty。\left(1+\frac1t\right)^{2t}=\left\{\left(1+\frac1t\right)^t\right\}^2\to e^2答え e^2
2
\displaystyle\lim_{x\to0}\frac{e^{3x}-1}{x} を求めよ。
解答
\frac{e^{3x}-1}{x}=3\cdot\frac{e^{3x}-1}{3x}\to3\cdot1=3答え 3
注意\left(1+\frac1n\right)^n\to1^\infty=1 としない。1^\infty も不定形。
確認問題
1
\displaystyle\lim_{n\to\infty}\left(1-\frac1n\right)^n
答え
\frac1e(\left(1-\frac1n\right)^n=\left\{\left(1+\frac{1}{-n}\right)^{-n}\right\}^{-1}\to e^{-1})

「極限」の項目

  1. 不定形 ∞/∞・∞-∞ の崩し方必須
  2. rⁿ の極限と場合分け必須
  3. はさみうちの原理必須
  4. 漸化式で決まる数列の極限差がつく
  5. 無限等比級数必須
  6. 部分和を求めてから極限(部分分数分解)必須
  7. 級数のかっこの付け外し・項の並べ替え不要
  8. 関数の極限:0/0 と x→-∞必須
  9. 極限値から係数を決める差がつく
  10. limₓ→₀(sin x)/x=1必須
  11. e に関する極限必須
  12. 片側極限と「極限が存在しない」差がつく
  13. 関数の連続性差がつく
  14. 中間値の定理差がつく
  15. ε-N 論法による極限の定義不要

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