高校数学 公式・解法ノート
必須

部分和を求めてから極限(部分分数分解)

着眼点等比でない級数は、まず第 n 項までの部分和 S_n を求め、\lim S_n を計算する。分数なら部分分数分解で消し合わせる。

\sum_{k=1}^{\infty}a_k=\lim_{n\to\infty}\sum_{k=1}^{n}a_k\dfrac{1}{k(k+1)}=\dfrac1k-\dfrac1{k+1}
発散の判定:\lim a_n\ne0 なら \sum a_n は発散する。
例題
1
\displaystyle\sum_{n=1}^{\infty}\frac{1}{n(n+1)} を求めよ。
解答
S_n=\sum_{k=1}^{n}\left(\frac1k-\frac1{k+1}\right)=1-\frac1{n+1}\to1答え 1
2
\displaystyle\sum_{n=1}^{\infty}\frac{1}{(2n-1)(2n+1)} を求めよ。
解答
\dfrac{1}{(2k-1)(2k+1)}=\dfrac12\left(\dfrac1{2k-1}-\dfrac1{2k+1}\right) より S_n=\frac12\left(1-\frac1{2n+1}\right)\to\frac12答え \dfrac12
注意逆は成り立たない:a_n\to0 でも収束するとは限らない(\sum\frac1n は発散)。
確認問題
1
\displaystyle\sum_{n=1}^{\infty}\frac{n}{n+1} は収束するか。
答え
発散(第 n 項 \frac{n}{n+1}\to1\ne0)

「極限」の項目

  1. 不定形 ∞/∞・∞-∞ の崩し方必須
  2. rⁿ の極限と場合分け必須
  3. はさみうちの原理必須
  4. 漸化式で決まる数列の極限差がつく
  5. 無限等比級数必須
  6. 部分和を求めてから極限(部分分数分解)必須
  7. 級数のかっこの付け外し・項の並べ替え不要
  8. 関数の極限:0/0 と x→-∞必須
  9. 極限値から係数を決める差がつく
  10. limₓ→₀(sin x)/x=1必須
  11. e に関する極限必須
  12. 片側極限と「極限が存在しない」差がつく
  13. 関数の連続性差がつく
  14. 中間値の定理差がつく
  15. ε-N 論法による極限の定義不要

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