高校数学 公式・解法ノート
必須

極値をもつ条件・極値から係数を決める

着眼点3次関数が極値をもつ \iff f'(x)=0 が異なる2実数解(D>0)。極値から係数を決めたら、最後に増減表で十分性を確認。

  • 極値をもつ:f'(x)=0 の判別式 D>0
  • 極値をもたない(つねに増加など):D\le0(等号を含む)
  • x=a で極値 \Rightarrow f'(a)=0(逆は言えないので確認が要る)
例題
1
f(x)=x^3+ax^2+bx+1 が x=1 で極小値 -2 をとるとき、a,b を求めよ。
解答
f'(x)=3x^2+2ax+b。
必要条件:f'(1)=3+2a+b=0、f(1)=2+a+b=-2。
辺々引いて 1+a=2 より a=1、b=-5。
十分性:f'(x)=3x^2+2x-5=(3x+5)(x-1)。x=1 の前後で−から+に変わるので確かに極小で、f(1)=1+1-5+1=-2。
答 a=1,\ b=-5
2
f(x)=x^3+ax^2+ax が常に増加するような a の範囲を求めよ。
解答
f'(x)=3x^2+2ax+a\ge0 がすべての x で成り立てばよい。
\frac{D}{4}=a^2-3a\le0 より
答 0\le a\le3
注意「常に増加」は D\le0(D<0 ではない)。D=0 のとき f'(x)=0 になる点は1点だけで、増加は保たれる。
確認問題
1
f(x)=x^3+ax^2+3x が極値をもつ a の範囲
答え
\frac{D}{4}=a^2-9>0 より a<-3,\ 3<a

「微分法(数Ⅱ)」の項目

  1. 導関数の公式と計算必須
  2. 微分係数の定義と極限の変形差がつく
  3. 接線・法線の方程式必須
  4. 曲線外の点から引く接線(接点を t とおく)必須
  5. 共通接線差がつく
  6. 増減表の書き方と極値必須
  7. 極値をもつ条件・極値から係数を決める必須
  8. 3次関数のグラフをかく必須
  9. 極大値と極小値の差(3次関数の性質)差がつく
  10. 閉区間での最大・最小(端と極値を比べる)必須
  11. 図形・文章題の最大・最小差がつく
  12. 置き換えて3次関数にする(三角関数・指数など)差がつく
  13. 実数解の個数(定数を分離してグラフと直線の交点)必須
  14. 文字が分離できないとき:極大値と極小値の符号差がつく
  15. 不等式の証明(差をとって最小値 ≧0)必須
  16. 接線が3本引ける点の領域を図示する不要

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