高校数学 公式・解法ノート
必須

3項間漸化式 a_{n+2}=pa_{n+1}+qa_n

着眼点x^2=px+q の2解 \alpha,\beta を使い、a_{n+2}-\alpha a_{n+1}=\beta(a_{n+1}-\alpha a_n) と変形。2通り作って引けば a_n が出る。

  • \alpha\ne\beta:a_{n+1}-\alpha a_n=(a_2-\alpha a_1)\beta^{n-1} と a_{n+1}-\beta a_n=(a_2-\beta a_1)\alpha^{n-1} を引く
  • 解の1つが 1:a_{n+1}-a_n が等比数列 → 階差で戻す
  • 重解 \alpha:a_{n+1}-\alpha a_n=(a_2-\alpha a_1)\alpha^{n-1} を \alpha^{n+1} で割る
例題
1
a_1=1,\ a_2=4,\ a_{n+2}=5a_{n+1}-6a_n の一般項を求めよ。
解答
x^2=5x-6 より x=2,3。
a_{n+2}-2a_{n+1}=3(a_{n+1}-2a_n) より a_{n+1}-2a_n=(4-2)3^{n-1}=2\cdot3^{n-1} …①
a_{n+2}-3a_{n+1}=2(a_{n+1}-3a_n) より a_{n+1}-3a_n=(4-3)2^{n-1}=2^{n-1} …②
①−②:a_n=2\cdot3^{n-1}-2^{n-1}
答 a_n=2\cdot3^{n-1}-2^{n-1}(検算:a_3=20-6=14、式で 18-4=14)
2
a_1=1,\ a_2=4,\ a_{n+2}=4a_{n+1}-4a_n の一般項を求めよ。
解答
x^2=4x-4 より x=2(重解)。a_{n+1}-2a_n=(4-2)2^{n-1}=2^n。
両辺を 2^{n+1} で割ると \frac{a_{n+1}}{2^{n+1}}-\frac{a_n}{2^n}=\frac12。
\{\frac{a_n}{2^n}\} は初項 \frac12、公差 \frac12 の等差数列:\frac{a_n}{2^n}=\frac n2。
答 a_n=n\cdot2^{n-1}(検算:a_3=16-4=12=3\cdot4)
注意①②の右辺の初項は a_2-\alpha a_1(a_1 ではない)。ここで a_1 を使うミスが多い。

「数列」の項目

  1. 等差数列の一般項と和必須
  2. 等比数列の一般項と和必須
  3. 3数が等差・等比になる条件(等差中項・等比中項)差がつく
  4. Σの公式と計算必須
  5. 分数の和は部分分数分解で消える(差の形)必須
  6. (等差)×(等比)の和は S-rS必須
  7. 階差数列・和 Sₙ から一般項必須
  8. aₙ₊₁=paₙ+q(特性方程式)必須
  9. aₙ₊₁=paₙ+(n の式)、aₙ₊₁=paₙ+rⁿ差がつく
  10. 分数型は逆数をとる差がつく
  11. 3項間漸化式 aₙ₊₂=paₙ₊₁+qaₙ必須
  12. Sₙ と aₙ が混ざった漸化式差がつく
  13. 群数列(区切りを入れた数列)差がつく
  14. 数学的帰納法必須
  15. 一般の分数型 aₙ₊₁=(paₙ+q)/(raₙ+s)・連立漸化式不要
  16. Σ k⁴ などの高次の和の公式不要

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