高校数学 公式・解法ノート
必須

確率分布と期待値 E(X)

着眼点まず「X がとる値」と「その確率」の表を書く。確率の合計が1になるかで検算する。

X が値 x_1,\dots,x_n をとり、その確率が p_1,\dots,p_n のとき(p_1+\dots+p_n=1)

E(X)=x_1p_1+x_2p_2+\cdots+x_np_n=\sum_{k=1}^{n}x_kp_k

期待値は「平均」と同じもの。E(X) を m と書くこともある。

例題
1
1個のさいころを投げ、出た目を3で割った余りを X とする。X の確率分布と E(X) を求めよ。
解答
余り0:目が3, 6 → \frac{2}{6}=\frac13
余り1:目が1, 4 → \frac13
余り2:目が2, 5 → \frac13
(合計1で検算OK)E(X)=0\cdot\frac13+1\cdot\frac13+2\cdot\frac13=1
2
赤玉3個・白玉2個の袋から2個同時に取り出す。赤玉の個数を X とするとき E(X) を求めよ。
解答
全体は {}_5\mathrm{C}_2=10 通り。
X=0:{}_2\mathrm{C}_2=1 → \frac{1}{10}
X=1:3\times2=6 → \frac{6}{10}
X=2:{}_3\mathrm{C}_2=3 → \frac{3}{10}
(1+6+3=10 で検算OK)E(X)=0\cdot\frac{1}{10}+1\cdot\frac{6}{10}+2\cdot\frac{3}{10}=\frac{12}{10}=\frac65
注意表を作らずに期待値を出そうとして、確率の合計が1にならないまま計算してしまうミスが多い。

「統計的な推測」の項目

  1. 確率分布と期待値 E(X)必須
  2. 分散 V(X) と標準偏差 σ(X)必須
  3. aX+b の期待値・分散必須
  4. 和の期待値・独立な確率変数の分散差がつく
  5. 二項分布 B(n, p)必須
  6. 正規分布と標準化(正規分布表の引き方)必須
  7. 二項分布の正規分布による近似必須
  8. 標本平均の分布必須
  9. 母平均の推定(信頼度95%)差がつく
  10. 仮説検定(二項分布の正規近似・両側検定)差がつく
  11. 母比率の推定・検定不要
  12. 連続型確率変数と確率密度関数不要
  13. 大数の法則不要

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