高校数学 公式・解法ノート
差がつく

母平均の推定(信頼度95%)

着眼点「標本平均 ± 1.96 × 標準偏差 ÷ √n」。母標準偏差が分からなければ標本標準偏差で代用してよい(n が大きいとき)。

信頼度95%の信頼区間

\left[\ \overline{X}-1.96\cdot\frac{\sigma}{\sqrt n},\ \ \overline{X}+1.96\cdot\frac{\sigma}{\sqrt n}\ \right]

信頼度99%なら1.96を2.58に替える。

例題
1
ある製品100個を無作為に抽出し重さを測ると、平均が52.0g、標準偏差が5gであった。母平均を信頼度95%で推定せよ。
解答
1.96\cdot\frac{5}{\sqrt{100}}=1.96\times0.5=0.98。[\,52.0-0.98,\ 52.0+0.98\,]=[\,51.02,\ 52.98\,]\ (\text{g})
2
母標準偏差が5のとき、信頼度95%の信頼区間の幅を1以下にするには、標本の大きさ n を最低いくつにすればよいか。
解答
幅は 2\times1.96\cdot\frac{5}{\sqrt n}=\frac{19.6}{\sqrt n}。\frac{19.6}{\sqrt n}\le1 \iff \sqrt n\ge19.6 \iff n\ge384.16よって n=385。
注意「母平均が95%の確率でこの区間に入る」は厳密には不正確。「このやり方で作った区間の約95%が母平均を含む」という意味。記述で問われたら注意。

「統計的な推測」の項目

  1. 確率分布と期待値 E(X)必須
  2. 分散 V(X) と標準偏差 σ(X)必須
  3. aX+b の期待値・分散必須
  4. 和の期待値・独立な確率変数の分散差がつく
  5. 二項分布 B(n, p)必須
  6. 正規分布と標準化(正規分布表の引き方)必須
  7. 二項分布の正規分布による近似必須
  8. 標本平均の分布必須
  9. 母平均の推定(信頼度95%)差がつく
  10. 仮説検定(二項分布の正規近似・両側検定)差がつく
  11. 母比率の推定・検定不要
  12. 連続型確率変数と確率密度関数不要
  13. 大数の法則不要

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