高校数学 公式・解法ノート
必須

指数法則と累乗根

着眼点累乗根はすべて分数の指数に直し、底を素数にそろえてから指数の足し引きで計算する。

a>0,\ b>0、r,s は有理数のとき

a^r a^s=a^{r+s},\quad (a^r)^s=a^{rs},\quad (ab)^r=a^r b^r a^0=1,\quad a^{-n}=\frac{1}{a^n},\quad a^{\frac{m}{n}}=\sqrt[n]{a^m}
例題
1
\sqrt[3]{4}\times\sqrt[6]{16}\div\sqrt{2} を計算せよ。
解答
底を2にそろえる。\sqrt[3]{4}=2^{\frac{2}{3}}、\sqrt[6]{16}=2^{\frac{4}{6}}=2^{\frac{2}{3}}、\sqrt{2}=2^{\frac{1}{2}}。 2^{\frac{2}{3}+\frac{2}{3}-\frac{1}{2}}=2^{\frac{5}{6}} 答 \sqrt[6]{32}(=2^{\frac{5}{6}})
2
x^{\frac{1}{2}}+x^{-\frac{1}{2}}=3 のとき、x+x^{-1} と x^{\frac{3}{2}}+x^{-\frac{3}{2}} の値を求めよ。
解答
a=x^{\frac{1}{2}},\ b=x^{-\frac{1}{2}} とおくと a+b=3,\ ab=1。
x+x^{-1}=a^2+b^2=(a+b)^2-2ab=9-2=7
x^{\frac{3}{2}}+x^{-\frac{3}{2}}=a^3+b^3=(a+b)^3-3ab(a+b)=27-9=18
答 7,\ 18
ポイント「和と積が分かる2数」に見えたら対称式の公式(a^2+b^2、a^3+b^3)に持ち込む。
注意\sqrt[n]{a^m} は a^{\frac{m}{n}}。分母と分子を逆にする誤りが多い。(a^r)^s と a^{r^s} も別物。
確認問題
1
27^{\frac{2}{3}}
答え
(3^3)^{\frac{2}{3}}=3^2=9
2
\left(\frac{1}{8}\right)^{-\frac{1}{3}}
答え
(2^{-3})^{-\frac{1}{3}}=2^1=2

「指数・対数関数」の項目

  1. 指数法則と累乗根必須
  2. 累乗・累乗根の大小比較必須
  3. 指数方程式・不等式(底をそろえる)必須
  4. t=aˣ と置いて2次方程式・不等式に必須
  5. aˣ+a⁻ˣ を置き換える最大・最小差がつく
  6. 底が文字のときは a>1 と 0<a<1 で場合分け差がつく
  7. 対数の定義・性質・底の変換必須
  8. 対数方程式・不等式(真数条件が先)必須
  9. t=logₐ x と置く最大・最小差がつく
  10. aˣ=bʸ=cᶻ 型は全体の対数をとる差がつく
  11. 桁数・最高位の数字・小数第何位必須
  12. 「初めて〜を超える n」を常用対数で差がつく
  13. 常用対数の値そのものを評価する証明不要

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