高校数学 公式・解法ノート
差がつく

3次式・重解型で割った余り

着眼点(x-a)^2 を含む式で割るときは、余りを「k(x-a)^2+(\text{既知の余り})」とおくと未知数が1つで済む。

P(x) を (x-a)^2(x-b) で割った余りを R(x)(2次以下)とすると、
R(x) を (x-a)^2 で割った余り= P(x) を (x-a)^2 で割った余り。

よって R(x)=k(x-a)^2+(\text{その余り}) とおける。

例題
1
x^{10} を x^2-1 で割った余りを求めよ。
解答
x^{10}=(x^2-1)Q(x)+ax+b とおく。
x=1: 1=a+b、x=-1: 1=-a+b
a=0,\ b=1
答 1
2
整式 P(x) を (x-1)^2 で割ると余りが 2x+1、x-2 で割ると余りが 7 である。P(x) を (x-1)^2(x-2) で割った余りを求めよ。
解答
P(x)=(x-1)^2(x-2)Q(x)+k(x-1)^2+2x+1 とおける。
P(2)=k+5=7 より k=2
余り =2(x-1)^2+2x+1=2x^2-2x+3
(検算: x=2 で 8-4+3=7。2x^2-2x+3-2(x-1)^2=2x+1)
答 2x^2-2x+3

「式と証明」の項目

  1. 二項定理と一般項必須
  2. 多項定理(3項の展開)差がつく
  3. 二項係数の和・余りへの応用差がつく
  4. 整式の割り算 A=BQ+R必須
  5. 分数式の計算(通分・部分分数)差がつく
  6. 剰余の定理必須
  7. 因数定理と3次式の因数分解必須
  8. 3次式・重解型で割った余り差がつく
  9. 恒等式の係数決定(係数比較・数値代入)必須
  10. 条件つき等式の証明必須
  11. 不等式の証明(差をとる・平方完成・2乗して比較)必須
  12. 相加平均と相乗平均の関係必須
  13. コーシー・シュワルツの不等式不要

高校数学ノートの項目一覧 ・ 着眼点まとめ ・ ノート全体を開く(「理解した」のチェックと進み具合はノートに保存されます)