高校数学 公式・解法ノート
差がつく

二項係数の和・余りへの応用

着眼点(1+x)^n の x に 1 や -1 を代入する。余りは「割る数の近く」で二項展開。

(1+x)^n={}_{n}\mathrm{C}_{0}+{}_{n}\mathrm{C}_{1}x+\cdots+{}_{n}\mathrm{C}_{n}x^n
  • x=1: {}_{n}\mathrm{C}_{0}+{}_{n}\mathrm{C}_{1}+\cdots+{}_{n}\mathrm{C}_{n}=2^n
  • x=-1: {}_{n}\mathrm{C}_{0}-{}_{n}\mathrm{C}_{1}+{}_{n}\mathrm{C}_{2}-\cdots=0
例題
1
{}_{10}\mathrm{C}_{0}+{}_{10}\mathrm{C}_{2}+{}_{10}\mathrm{C}_{4}+\cdots+{}_{10}\mathrm{C}_{10} の値を求めよ。
解答
偶数番目の和を E、奇数番目の和を O とすると
E+O=2^{10},\ E-O=0
よって E=2^9=512
答 512
2
11^{10} を 100 で割った余りを求めよ。
解答
11^{10}=(1+10)^{10}=1+{}_{10}\mathrm{C}_{1}\cdot10+{}_{10}\mathrm{C}_{2}\cdot10^2+\cdots
第3項以降はすべて 100 の倍数。
1+100=101 を 100 で割った余りは 1
答 1

「式と証明」の項目

  1. 二項定理と一般項必須
  2. 多項定理(3項の展開)差がつく
  3. 二項係数の和・余りへの応用差がつく
  4. 整式の割り算 A=BQ+R必須
  5. 分数式の計算(通分・部分分数)差がつく
  6. 剰余の定理必須
  7. 因数定理と3次式の因数分解必須
  8. 3次式・重解型で割った余り差がつく
  9. 恒等式の係数決定(係数比較・数値代入)必須
  10. 条件つき等式の証明必須
  11. 不等式の証明(差をとる・平方完成・2乗して比較)必須
  12. 相加平均と相乗平均の関係必須
  13. コーシー・シュワルツの不等式不要

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