受験数学マップ

㉑ 周期・余り(mod)を書き出して見つける

数学B / 漸化式 / 東大での重要度 ★★★★★

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要点

漸化式が『直前の k 項だけで次が決まる』なら、連続 k 項の組が一度再登場した瞬間から先は完全に繰り返す。余り(mod m)を取れば組の種類は有限個なので、必ずいつか再登場する。だから周期は予想ではなく『同じ組が出た』ことで証明できる。a(n+1) = 1/(1 − a(n)) のように値そのものが周期的になる分数型もある。

こんなときに使う

手順

  1. 1. 漸化式を mod m で書き直し、初項から順に余りを書き出す
  2. 2. 連続する(漸化式の階数分の)項の組が最初の組と一致したところで周期を確定させる
  3. 3. 『直前の項だけで次が決まるので、以後この繰り返し』と根拠を書く
  4. 4. 添字を周期で割った余りから答える

例題

a(1) = a(2) = 1、a(n+2) = a(n+1) + a(n) のとき a(2026) を 3 で割った余りを求めよ。
解答
  1. mod 3 で書き出す:a(1)〜a(10) は 1, 1, 2, 0, 2, 2, 1, 0, 1, 1
  2. (a(9), a(10)) = (1, 1) = (a(1), a(2))。次の項は直前の2項だけで決まるので、以後は周期8で繰り返す
  3. 2026 = 8·253 + 2 なので a(2026) ≡ a(2) ≡ 1
  4. ∴ 余りは 1

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

一般項が求まらない・不要なとき、余りや値を書き出して周期を見つける。整数問題との融合で東大頻出

東大での出方

東大は数列と整数の融合を好み、余り・互いに素・整数性が頻出テーマ。⑩〜⑮で一般項を出すより、漸化式のまま mod で扱う方が速いことが多い。

確認問題

発展

mod m で2項間なら組は m² 通りしかないので、周期は必ず m² 以下(鳩の巣原理)。漸化式が逆向きにも解けるなら、前周期なしの純周期になる。

前提になるノード

「漸化式」のノード

解説は自作です。誤りに気づいたら お問い合わせ(/contact/)から教えてください。

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