受験数学マップ

⑰ 和S(n)と一般項の混在型

数学B / 漸化式 / 東大での重要度 ★★★☆☆

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要点

S(n) を含む関係式は、n を n+1 にずらした式と元の式を引くと S(n+1) − S(n) = a(n+1) で和が消える。あとは a だけの漸化式(⑩など)になる。ただし最初の a(1) は、元の式に n=1 を入れて S(1) = a(1) から別に求める。どの式がどの n で成り立つかを毎回書くのが減点を防ぐコツ。

こんなときに使う

手順

  1. 1. 元の式に n=1 を入れ、S(1) = a(1) から a(1) を求める
  2. 2. n を n+1 にずらした式を書く
  3. 3. 2式を引き、S(n+1) − S(n) = a(n+1) で S を消す
  4. 4. 得られた a の漸化式を解く(成り立つ n の範囲に注意)
  5. 5. S(2) などで検算する

例題

数列 {a(n)} の初項から第n項までの和 S(n) が S(n) = 2a(n) − n を満たす。一般項を求めよ。
解答
  1. n=1:a(1) = 2a(1) − 1 より a(1) = 1
  2. S(n+1) = 2a(n+1) − (n+1) と S(n) = 2a(n) − n を引く
  3. a(n+1) = 2a(n+1) − 2a(n) − 1 より a(n+1) = 2a(n) + 1
  4. α = −1 より a(n) + 1 = 2·2ⁿ⁻¹ = 2ⁿ
  5. ∴ a(n) = 2ⁿ − 1
  6. 検算:S(2) = 1 + 3 = 4、2a(2) − 2 = 4 ○

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

S(n) が入った式は、nをずらして引けば S が消えて普通の漸化式になる

東大での出方

単独での出題は少ないが、和の条件付き数列で論証の丁寧さが採点される。

確認問題

発展

S(n) = n²a(n) 型では a(n)/a(n−1) = (n−1)/(n+1) という積の形になり、掛け合わせると約分で消える(⑨と同じ望遠鏡)。

前提になるノード

「漸化式」のノード

解説は自作です。誤りに気づいたら お問い合わせ(/contact/)から教えてください。

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