受験数学マップ

④ 和S(n)から一般項を逆算

数学B / 数列 / 東大での重要度 ★★★☆☆

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要点

S(n) − S(n−1) は『n番目までの和』から『n−1番目までの和』を引いたものだから a(n)。ただし n=1 のとき S(0) は定義されていない(和が空なので0と考えるのが自然だが、与えられた式に n=0 を入れた値が0とは限らない)。だから n=1 だけ a(1) = S(1) で別に求める。不一致は『式が S(0) ≠ 0 を返す』ときに起きる。

こんなときに使う

手順

  1. 1. a(1) = S(1) を計算する
  2. 2. n≧2 のとき a(n) = S(n) − S(n−1) を計算する
  3. 3. 2 の式に n=1 を入れて 1 と比較する
  4. 4. 一致すれば1本にまとめ、一致しなければ a(1) と n≧2 の式を分けて答える

例題

初項から第n項までの和が S(n) = n² + 2n + 3 である数列 {a(n)} の一般項を求めよ。
解答
  1. a(1) = S(1) = 1 + 2 + 3 = 6
  2. n≧2 のとき a(n) = S(n) − S(n−1) = (n² + 2n + 3) − ((n−1)² + 2(n−1) + 3) = 2n + 1
  3. 2n + 1 に n=1 を入れると 3 で、a(1) = 6 と一致しない
  4. ∴ a(1) = 6、a(n) = 2n + 1(n≧2)
  5. 確認:S(2) = 4 + 4 + 3 = 11 = 6 + 5 ○

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

和の式しか分からない数列、和を含む漸化式(⑰)の土台。n=1 だけ別扱いという条件処理の型

東大での出方

単独では出ない。和の条件や⑰の和と一般項の混在型で、n=1 の扱いが採点される。

確認問題

発展

S(n) に n=0 を代入して0になるかどうかで、計算する前に不一致を予言できる。

前提になるノード

このノードを前提にするノード

「数列」のノード

解説は自作です。誤りに気づいたら お問い合わせ(/contact/)から教えてください。

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