受験数学マップ

⑨ 対数の和は log の差に分解して消す

数学B / 数列 / 東大での重要度 ★★☆☆☆

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要点

Σ log a(k) = log(a(1)a(2)…a(n)) なので、対数の和は『積の計算』と同じ。真数が (k+1)/k のような比なら、積は分母分子が隣同士で約分されて端だけ残る。log の差に分ける方法と、積にして約分する方法は同じことを言っている。

こんなときに使う

手順

  1. 1. 真数を比の形 (k+1)/k、(k−1)/k などに因数分解する
  2. 2. log(k+1) − log k のように差に分ける(または積のまま書き並べる)
  3. 3. 書き並べて消える組を確認し、端に残る項だけ集める
  4. 4. 1つの log にまとめて答える

例題

Σ[k=2〜n] log(1 − 1/k²) を求めよ(n≧2)。
解答
  1. 1 − 1/k² = (k−1)(k+1)/k² = {(k−1)/k}·{(k+1)/k}
  2. Σ[k=2〜n] log((k−1)/k) = log(1/2 · 2/3 · … · (n−1)/n) = log(1/n)
  3. Σ[k=2〜n] log((k+1)/k) = log(3/2 · 4/3 · … · (n+1)/n) = log((n+1)/2)
  4. 合わせて log((n+1)/(2n))
  5. 検算:n=2 で log(3/4)。1 − 1/4 = 3/4 ○

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

log の和は真数の積。積が望遠鏡的に約分できる形を見抜く

東大での出方

単独での出題は少ない。積の極限や確率の積(n回連続で〜しない確率)を約分する場面で使う。

確認問題

発展

Σ log(1 + 1/k) = log(n+1) → ∞ から、Σ 1/k が発散することも示せる(log(1+x) < x を使う)。

前提になるノード

「数列」のノード

解説は自作です。誤りに気づいたら お問い合わせ(/contact/)から教えてください。

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