受験数学マップ

⑦ 部分分数分解で隣同士を消す

数学B / 数列 / 東大での重要度 ★★★★☆

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要点

1/{k(k+1)} = 1/k − 1/(k+1) のように『f(k) − f(k+1)』の形に書ければ、和は f(1) − f(n+1) だけが残る(望遠鏡和)。分母の因数が2つ離れていれば (1/2)(1/k − 1/(k+2)) となり、消え残りが前後に2個ずつ出る。残る項の数は『分母の因数の間隔』に等しい。

こんなときに使う

手順

  1. 1. 分母を因数分解する
  2. 2. 1/{(k+a)(k+b)} = 1/(b−a) · {1/(k+a) − 1/(k+b)} に分ける(係数 1/(b−a) を忘れない)
  3. 3. k = 1, 2, 3 と最後の2〜3項を書き並べ、消える組を線で結ぶ
  4. 4. 残った項だけを集める
  5. 5. n=1 で検算する

例題

Σ[k=1〜n] 1/{k(k+2)} を求めよ。
解答
  1. 1/{k(k+2)} = (1/2){1/k − 1/(k+2)}
  2. 書き並べると (1/1 − 1/3) + (1/2 − 1/4) + (1/3 − 1/5) + … + (1/(n−1) − 1/(n+1)) + (1/n − 1/(n+2))
  3. 前から 1/1, 1/2、後ろから −1/(n+1), −1/(n+2) が残る
  4. ∴ (1/2){1 + 1/2 − 1/(n+1) − 1/(n+2)} = 3/4 − (2n+3)/{2(n+1)(n+2)}
  5. 検算:n=1 で 1/3。3/4 − 5/12 = 1/3 ○

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

分数の和を閉じた形にする唯一の手段。数IIIの無限級数の収束計算に直結する

東大での出方

数IIIの無限級数・区分求積の準備として頻出。東大では和を閉じた形にできるか判断させる場面で使う。

確認問題

発展

差の形にできない和(Σ 1/k など)は閉じた形にならない。その場合は積分で評価する(数III:区分求積・積分と不等式)。

前提になるノード

このノードを前提にするノード

「数列」のノード

解説は自作です。誤りに気づいたら お問い合わせ(/contact/)から教えてください。

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