受験数学マップ

⑩ 特性方程式型 a(n+1)=p·a(n)+q

数学B / 漸化式 / 東大での重要度 ★★★★☆

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要点

a(n+1) = p·a(n) + q は、全項から定数 α を引いて b(n) = a(n) − α とすれば b(n+1) = p·b(n) の等比数列になる。α は『ずっとその値なら変化しない値(不動点)』で、α = pα + q を解けば出る。特性方程式は『どの定数を引けば等比になるか』を探す計算であって、答えそのものではない。

こんなときに使う

手順

  1. 1. α = pα + q を解く(α = q/(1−p))
  2. 2. 元の式から α = pα + q を辺々引く:a(n+1) − α = p{a(n) − α}
  3. 3. {a(n) − α} は初項 a(1) − α、公比 p の等比数列
  4. 4. a(n) = α + (a(1) − α)pⁿ⁻¹
  5. 5. n=2 で検算する

例題

a(1) = 1、a(n+1) = 3a(n) + 2 の一般項を求めよ。
解答
  1. α = 3α + 2 より α = −1
  2. a(n+1) + 1 = 3{a(n) + 1}
  3. {a(n) + 1} は初項 2、公比 3 の等比数列なので a(n) + 1 = 2·3ⁿ⁻¹
  4. ∴ a(n) = 2·3ⁿ⁻¹ − 1
  5. 検算:a(2) = 3 + 2 = 5、2·3 − 1 = 5 ○

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

漸化式の最重要パターン。⑪⑫⑬⑭⑰と確率漸化式は最後にほぼ全部これに帰着する

東大での出方

確率漸化式の大部分がこの形に落ちる。東大では解けて当然で、ここで落とすと致命傷。

確認問題

発展

α は『関数 y = px + q と y = x の交点』。グラフで a(n) が α に近づく・離れる様子を描く(くもの巣図)と、p の符号と大きさで振る舞いが分かる。

前提になるノード

このノードを前提にするノード

「漸化式」のノード

解説は自作です。誤りに気づいたら お問い合わせ(/contact/)から教えてください。

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