高校物理 要点・解法ノート
必須

熱量・比熱・熱容量

着眼点比熱は「1 g(または1 kg)あたり」、熱容量は「その物体まるごと」。どちらが与えられているかで式が変わる。

Q=mc\Delta T,\qquad C=mc,\qquad Q=C\Delta T

m 質量、c 比熱 [\mathrm{J/(g\cdot K)}]、C 熱容量 [\mathrm{J/K}]、\Delta T 温度変化。温度差は ℃ でも K でも同じ数値。

例題
1
20 ℃ の水 200 g を 50 ℃ にするのに必要な熱量を求めよ。水の比熱を 4.2\ \mathrm{J/(g\cdot K)} とする。
解答
Q=200\times4.2\times(50-20)=25200\ \mathrm{J}
答 2.5\times10^4\ \mathrm{J}
2
熱容量 80\ \mathrm{J/K} の容器に水 150 g が入っており、全体が 20 ℃ である。ここに熱量 2.3\times10^4\ \mathrm{J} を与えると全体は何 ℃ になるか。水の比熱を 4.2\ \mathrm{J/(g\cdot K)} とし、熱は外に逃げないとする。
解答
全体の熱容量は 80+150\times4.2=80+630=710\ \mathrm{J/K}。
\Delta T=\dfrac{2.3\times10^4}{710}=32.4\ \mathrm{K}
答 20+32=52 ℃(有効数字2桁で 52 ℃)
注意比熱の単位が \mathrm{J/(g\cdot K)} か \mathrm{J/(kg\cdot K)} かを必ず見る。質量の単位をそろえないと1000倍ずれる。
確認問題
1
熱容量 50\ \mathrm{J/K} の金属球の温度を 10 K 上げる熱量は。
答え
Q=C\Delta T=500\ \mathrm{J}

「熱と気体」の項目

  1. 熱量・比熱・熱容量必須
  2. 熱量の保存(混合・融解を含む)必須
  3. 熱力学第1法則必須
  4. 気体がする仕事と p-V グラフの面積必須
  5. 理想気体の状態方程式とボイル・シャルルの法則必須
  6. 内部エネルギーとモル比熱必須
  7. 4つの状態変化(定積・定圧・等温・断熱)必須
  8. ピストンのつりあいと気体の圧力差がつく
  9. 断熱変化とポアソンの式差がつく
  10. 熱サイクルと熱効率差がつく
  11. 気体分子運動論(圧力と分子の運動エネルギー)差がつく
  12. 熱力学第2法則と不可逆変化不要

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