箱ひげ図の読み取り
着眼点箱ひげ図は5つの値(最小・Q_1・Q_2・Q_3・最大)だけの情報。「何番目の値か」に翻訳して人数を数える。
左のひげの端=最小値、箱の左端=Q_1、箱の中の線=中央値、箱の右端=Q_3、右のひげの端=最大値。
データの個数が 4m 個なら、Q_1 は m 番目と m+1 番目の平均、Q_2 は 2m 番目と 2m+1 番目の平均、Q_3 は 3m 番目と 3m+1 番目の平均。
ヒストグラムとの対応は「中央値の位置」と「山の偏り(ひげの長い側に裾が伸びる)」で判断する。
例題
1
ある箱ひげ図で、最小値30、Q_1=50、中央値62、Q_3=70、最大値95であった。範囲と四分位範囲を求めよ。
解答
範囲 95-30=65、四分位範囲 70-50=20。
答 範囲65、四分位範囲20
答 範囲65、四分位範囲20
2
前問のデータが40人分の得点だとする。(1) 60点以上の人は少なくとも何人いるか。(2) 70点以上の人は少なくとも何人いるか。
解答
40人なので中央値は20番目と21番目の平均。中央値が62だから21番目は62点以上で、21〜40番目の20人は62点以上。
(20番目は60点未満の可能性があるので、これ以上は言えない)
Q_3 は30番目と31番目の平均なので、31番目は70点以上。31〜40番目の10人は70点以上。
答 (1) 20人 (2) 10人
(20番目は60点未満の可能性があるので、これ以上は言えない)
Q_3 は30番目と31番目の平均なので、31番目は70点以上。31〜40番目の10人は70点以上。
答 (1) 20人 (2) 10人
ポイント「〜と言えるか」型の正誤問題は、反例になるデータ(真ん中2つをわざとずらす)を1つ考えると速い。
注意箱ひげ図から平均値は読めない。「箱の幅が広い=人数が多い」も誤り(各区間はほぼ同じ人数)。
確認問題
1
箱ひげ図から「平均値は中央値より大きい」と断定できるか。
答え
断定できない。箱ひげ図は5つの値しか持たず、平均値の情報がない。