高校化学 要点・解法ノート
必須

セッケンと合成洗剤

着眼点セッケン \ce{RCOONa} は弱酸と強塩基の塩なので水溶液は弱塩基性。硬水中では \ce{Ca^2+}・\ce{Mg^2+} と沈殿をつくり泡立たない。合成洗剤はこの弱点がない。

疎水性の炭化水素基 R と親水性の \ce{-COO-} をもつ。水中で R を内側に向けて集まり(ミセル)、油汚れを内側に取り込んで水中に分散させる(乳化作用)。

セッケン合成洗剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムなど)
水溶液の性質弱塩基性中性
硬水中\ce{(RCOO)2Ca} などが沈殿して洗浄力が落ちる沈殿しない
酸性の水中脂肪酸が遊離して洗浄力が落ちる使える(強酸の塩)
例題
1
セッケン水にフェノールフタレイン溶液を加えると何色になるか。理由も答えよ。
解答
淡赤色(赤)。\ce{RCOO- + H2O <=> RCOOH + OH-} と加水分解して弱塩基性を示すため。
確認問題
1
セッケン水に塩化カルシウム水溶液を加えるとどうなるか。
答え
白く濁る(脂肪酸カルシウムが沈殿する)。泡立ちが悪くなる。

「脂肪族化合物」の項目

  1. 元素分析 → 組成式 → 分子式必須
  2. 構造異性体の数え方と不飽和度必須
  3. 立体異性体(シス・トランス異性体と鏡像異性体)差がつく
  4. アルカン:置換反応差がつく
  5. アルケン:付加反応と製法必須
  6. アルキン:アセチレンの付加反応必須
  7. オゾン分解・マルコフニコフ則不要
  8. アルコールの級数と酸化・エーテル必須
  9. アルデヒド・ケトンと検出反応(銀鏡・フェーリング・ヨードホルム)必須
  10. カルボン酸:酸の強さ・ギ酸・酢酸・マレイン酸必須
  11. エステル化・加水分解・けん化必須
  12. 油脂の構造とけん化価・ヨウ素価差がつく
  13. セッケンと合成洗剤必須

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