高校化学 要点・解法ノート
必須

カルボン酸:酸の強さ・ギ酸・酢酸・マレイン酸

着眼点カルボン酸は炭酸より強い弱酸。だから炭酸水素ナトリウムと反応して \ce{CO2} を出す。

\ce{CH3COOH + NaHCO3 -> CH3COONa + H2O + CO2 ^}

酸の強さ:塩酸・硫酸 > カルボン酸 > 炭酸 > フェノール

化合物ポイント
ギ酸 \ce{HCOOH}還元性あり(銀鏡反応)。濃硫酸で脱水すると \ce{CO}
酢酸 \ce{CH3COOH}純粋なものは冬に凍る(氷酢酸)。2分子から脱水して無水酢酸 \ce{(CH3CO)2O}
マレイン酸(シス形)加熱すると分子内で脱水して無水マレイン酸になる
フマル酸(トランス形)COOH が離れているので分子内脱水しない
乳酸 \ce{CH3CH(OH)COOH}不斉炭素原子あり(鏡像異性体)
例題
1
マレイン酸とフマル酸は互いに何の関係か。加熱で区別できる理由も答えよ。
解答
シス・トランス異性体。マレイン酸(シス形)は2つの COOH が同じ側にあり近いので、加熱で分子内脱水して無水マレイン酸になる。フマル酸(トランス形)は反対側で離れているので起こらない。
確認問題
1
酢酸とエタノールを区別できる試薬を1つ。
答え
炭酸水素ナトリウム水溶液(酢酸だけ \ce{CO2} を発生)。

「脂肪族化合物」の項目

  1. 元素分析 → 組成式 → 分子式必須
  2. 構造異性体の数え方と不飽和度必須
  3. 立体異性体(シス・トランス異性体と鏡像異性体)差がつく
  4. アルカン:置換反応差がつく
  5. アルケン:付加反応と製法必須
  6. アルキン:アセチレンの付加反応必須
  7. オゾン分解・マルコフニコフ則不要
  8. アルコールの級数と酸化・エーテル必須
  9. アルデヒド・ケトンと検出反応(銀鏡・フェーリング・ヨードホルム)必須
  10. カルボン酸:酸の強さ・ギ酸・酢酸・マレイン酸必須
  11. エステル化・加水分解・けん化必須
  12. 油脂の構造とけん化価・ヨウ素価差がつく
  13. セッケンと合成洗剤必須

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