高校化学 要点・解法ノート
必須

構造異性体の数え方と不飽和度

着眼点まず不飽和度(二重結合・環の数)を出して骨格の種類を決め、炭素骨格 → 官能基の位置の順に数える。

\text{不飽和度}=\dfrac{2\times(\text{C の数})+2-(\text{H の数})}{2}

(O は無視、ハロゲンは H と同じに数える、N は1個につき H を1個減らして数える)

分子式構造異性体内訳
\ce{C4H10}2ブタン、2-メチルプロパン
\ce{C5H12}3ペンタン、2-メチルブタン、2,2-ジメチルプロパン
\ce{C3H8O}3アルコール2(1-プロパノール、2-プロパノール)+エーテル1(エチルメチルエーテル)
\ce{C4H10O}7アルコール4+エーテル3
\ce{C4H8O2} のエステル4\ce{HCOOCH2CH2CH3}、\ce{HCOOCH(CH3)2}、\ce{CH3COOC2H5}、\ce{C2H5COOCH3}
例題
1
分子式 \ce{C4H10O} のアルコールをすべて示性式で書け。
解答
不飽和度 0 なので鎖状で二重結合なし。
直鎖の骨格 C–C–C–C:端に OH → \ce{CH3CH2CH2CH2OH}(1-ブタノール)、2番目に OH → \ce{CH3CH2CH(OH)CH3}(2-ブタノール)
枝分かれの骨格:端に OH → \ce{(CH3)2CHCH2OH}(2-メチル-1-プロパノール)、中央に OH → \ce{(CH3)3COH}(2-メチル-2-プロパノール)
計 4種類。
確認問題
1
\ce{C4H8} の不飽和度は?
答え
\dfrac{2\times4+2-8}{2}=1。二重結合1つか環1つ。

「脂肪族化合物」の項目

  1. 元素分析 → 組成式 → 分子式必須
  2. 構造異性体の数え方と不飽和度必須
  3. 立体異性体(シス・トランス異性体と鏡像異性体)差がつく
  4. アルカン:置換反応差がつく
  5. アルケン:付加反応と製法必須
  6. アルキン:アセチレンの付加反応必須
  7. オゾン分解・マルコフニコフ則不要
  8. アルコールの級数と酸化・エーテル必須
  9. アルデヒド・ケトンと検出反応(銀鏡・フェーリング・ヨードホルム)必須
  10. カルボン酸:酸の強さ・ギ酸・酢酸・マレイン酸必須
  11. エステル化・加水分解・けん化必須
  12. 油脂の構造とけん化価・ヨウ素価差がつく
  13. セッケンと合成洗剤必須

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