高校化学 要点・解法ノート
差がつく

芳香族の異性体と構造決定(\ce{C8H10}・\ce{C7H8O})

着眼点二置換ベンゼンは o・m・p の3種類。分子式から「側鎖1本か2本か」をまず分ける。

分子式異性体見分け方
\ce{C8H10}(4種)エチルベンゼン、o-・m-・p-キシレン酸化生成物:安息香酸/フタル酸/イソフタル酸/テレフタル酸
\ce{C7H8O}(5種)ベンジルアルコール、アニソール(メチルフェニルエーテル)、o-・m-・p-クレゾールNa と反応しない → アニソール。塩化鉄(III)で呈色 → クレゾール
例題
1
分子式 \ce{C7H8O} の芳香族化合物 A は、Na と反応して \ce{H2} を出すが、NaOH 水溶液には溶けず、塩化鉄(III)で呈色しない。A の名称は?
解答
Na と反応 → OH をもつ。NaOH に溶けず塩化鉄(III)で呈色しない → フェノール類ではない。よって OH がベンゼン環に直接ついていないベンジルアルコール \ce{C6H5CH2OH}。
確認問題
1
\ce{C8H10} の芳香族炭化水素で、酸化するとテレフタル酸になるものは?
答え
p-キシレン。

「芳香族化合物」の項目

  1. ベンゼンの構造と反応の傾向必須
  2. 置換反応3種(ハロゲン化・ニトロ化・スルホン化)必須
  3. 側鎖の酸化と芳香族カルボン酸差がつく
  4. 置換基の配向性(オルト・パラ配向とメタ配向)不要
  5. フェノールの性質必須
  6. フェノールの製法(クメン法など)差がつく
  7. サリチル酸とその誘導体(アセチルサリチル酸・サリチル酸メチル)必須
  8. アニリンの製法と性質必須
  9. ジアゾ化とカップリング必須
  10. 抽出による分離(酸の強さの順を使う)必須
  11. 芳香族の異性体と構造決定(C₈H₁₀・C₇H₈O)差がつく

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