高校化学 要点・解法ノート
差がつく

温度変化のグラフ(外挿)と溶解+中和

着眼点実験では熱が逃げるので、最高温度をそのまま使わない。温度が下がっていく直線部分を反応開始時刻まで延長した値を使う。

  • 外挿で求めた温度上昇 = 熱が逃げなかったとしたときの温度上昇。
  • 固体の \ce{NaOH} を塩酸に入れると、溶解と中和の2つの熱が同時に出る(ヘスの法則で足し算)。
例題
1
\ce{NaOH}(固)の溶解エンタルピーを -45\ \mathrm{kJ/mol}、中和エンタルピーを -56\ \mathrm{kJ/mol} とする。\ce{NaOH}(固)0.050 mol を過剰の希塩酸に入れたときの発熱量は。
解答
1 mol あたり 45 + 56 = 101\ \mathrm{kJ} の発熱。0.050 \times 101 = 5.05 答え 約 5.1 kJ
確認問題
1
外挿をせず最高温度を使うと、求めた発熱量は真の値より大きいか小さいか。
答え
小さい(逃げた熱の分を数えていない)

「化学反応とエネルギー」の項目

  1. エンタルピー変化 ΔH の表し方必須
  2. 反応エンタルピーの種類(何の 1 mol か)必須
  3. 発熱量の測定と 1 mol あたりへの換算必須
  4. 温度変化のグラフ(外挿)と溶解+中和差がつく
  5. 状態の違いと ΔH差がつく
  6. ヘスの法則(式の足し引き)必須
  7. 生成・燃焼エンタルピーから一発で求める必須
  8. 結合エネルギーから ΔH必須
  9. エンタルピーの図(エネルギー図)必須
  10. 発熱量から混合物の組成差がつく
  11. 光とエネルギー(光化学反応・化学発光)差がつく
  12. 格子エネルギー(ボルン・ハーバーサイクル)不要
  13. 反応の進む向きとエントロピー不要

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