高校物理 要点・解法ノート
差がつく

電気力線とガウスの法則

着眼点電荷 Q からは 4\pi kQ 本(=Q/\varepsilon_0 本)の電気力線が出る。電場の強さ=面を垂直に貫く電気力線の密度。

点電荷: 半径 r の球面を貫く本数 E\cdot4\pi r^2 = 4\pi kQ から E = kQ/r^2 が出る。

広い平面に面密度 \sigma で一様に電荷: 両側に半分ずつ出るので E = 2\pi k\sigma = \dfrac{\sigma}{2\varepsilon_0}。

+\sigma と -\sigma の平行板: 板の間で重なって E = \dfrac{\sigma}{\varepsilon_0}、外側では打ち消して 0。

関係: k = \dfrac{1}{4\pi\varepsilon_0}。

例題
1
+1.0\times10^{-9}\ \mathrm{C} の点電荷から出る電気力線の本数を求めよ。k=9.0\times10^9\ \mathrm{N\cdot m^2/C^2}、\pi=3.14 とする。
解答
4\pi kQ = 4\times3.14\times9.0\times10^9\times1.0\times10^{-9} = 113.04よって 約 1.1\times10^2 本。
2
面積 S の平行板に +Q、-Q を与えた。板の間の電場を \varepsilon_0、Q、S で表し、間隔 d のときの電位差から電気容量を求めよ(端の乱れは無視)。
解答
\sigma = Q/S なので E = \dfrac{Q}{\varepsilon_0 S}。電位差 V = Ed = \dfrac{Qd}{\varepsilon_0 S}。C = \dfrac{Q}{V} = \boldsymbol{\dfrac{\varepsilon_0 S}{d}}。
ポイント平行板コンデンサーの公式を忘れても、この流れ(本数→電場→電位差→容量)で必ず作り直せる。
確認問題
1
平行板コンデンサーで、板の外側の電場はいくらか。
答え
0(両板の電場が打ち消し合う)

「静電気力・電場・電位・コンデンサー」の項目

  1. クーロンの法則必須
  2. 電場(電界)と点電荷のつくる電場必須
  3. 電気力線とガウスの法則差がつく
  4. 電気双極子のつくる電場・電位不要
  5. 電位・電位差と仕事必須
  6. 一様な電場と荷電粒子の加速必須
  7. 導体の性質・静電誘導・静電遮蔽差がつく
  8. 鏡像法(接地した導体平面と点電荷)不要
  9. 電気容量と平行板コンデンサー必須
  10. コンデンサーの静電エネルギー必須
  11. 極板間にはたらく引力差がつく
  12. コンデンサーの接続と電荷保存必須
  13. 誘電体・金属板の挿入差がつく

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