高校物理 要点・解法ノート
必須

電気容量と平行板コンデンサー

着眼点Q=CV と C=\varepsilon S/d。極板間隔を変える問題は「電池につないだまま(V 一定)」か「切り離した(Q 一定)」かを最初に決める。

Q = CV,\qquad C = \varepsilon_0\frac{S}{d},\qquad E = \frac{V}{d}
操作(間隔を2倍)CQVE
電池につないだまま\frac12 倍\frac12 倍一定\frac12 倍
電池から切り離して\frac12 倍一定2倍一定
例題
1
極板の面積 2.0\times10^{-2}\ \mathrm{m^2}、間隔 1.0\times10^{-3}\ \mathrm{m} の平行板コンデンサーの電気容量を求めよ。\varepsilon_0 = 8.85\times10^{-12}\ \mathrm{F/m} とする。
解答
C = 8.85\times10^{-12}\times\frac{2.0\times10^{-2}}{1.0\times10^{-3}} = 1.77\times10^{-10} \approx 1.8\times10^{-10}\ \mathrm{F}
2
2.0\ \mu\mathrm{F} のコンデンサーを 10\ \mathrm{V} で充電したあと電池から切り離し、極板間隔を2倍にした。極板間の電圧を求めよ。
解答
切り離したので Q = 2.0\times10^{-6}\times10 = 2.0\times10^{-5}\ \mathrm{C} は一定。容量は 1.0\ \mu\mathrm{F} になるので V = Q/C = 2.0\times10^{-5}/1.0\times10^{-6} = 20\ \mathrm{V}。
注意切り離したコンデンサーは Q 一定なので電場 E = Q/(\varepsilon_0 S) も一定。「間隔を広げると電場が弱まる」と思い込まない。
確認問題
1
電池につないだまま極板の面積を2倍にした。Q は何倍か。
答え
2倍(C が2倍、V 一定)

「静電気力・電場・電位・コンデンサー」の項目

  1. クーロンの法則必須
  2. 電場(電界)と点電荷のつくる電場必須
  3. 電気力線とガウスの法則差がつく
  4. 電気双極子のつくる電場・電位不要
  5. 電位・電位差と仕事必須
  6. 一様な電場と荷電粒子の加速必須
  7. 導体の性質・静電誘導・静電遮蔽差がつく
  8. 鏡像法(接地した導体平面と点電荷)不要
  9. 電気容量と平行板コンデンサー必須
  10. コンデンサーの静電エネルギー必須
  11. 極板間にはたらく引力差がつく
  12. コンデンサーの接続と電荷保存必須
  13. 誘電体・金属板の挿入差がつく

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