高校物理 要点・解法ノート
必須

コンデンサーの接続と電荷保存

着眼点並列は V 共通で容量の和、直列は Q 共通で逆数の和。スイッチ切り替えの問題は「孤立した部分の電荷の和は変わらない」で式を立てる。

\text{並列: } C = C_1 + C_2,\qquad \text{直列: } \frac1C = \frac1{C_1} + \frac1{C_2}
例題
1
2.0\ \mu\mathrm{F} と 3.0\ \mu\mathrm{F} を直列にして 10\ \mathrm{V} をかけた(はじめ電荷なし)。各コンデンサーの電圧を求めよ。
解答
合成容量 \dfrac{2.0\times3.0}{2.0+3.0} = 1.2\ \mu\mathrm{F}。Q = 1.2\times10 = 12\ \mu\mathrm{C}(共通)。V_1 = 12/2.0 = 6.0\ \mathrm{V}、V_2 = 12/3.0 = 4.0\ \mathrm{V}。
2
10\ \mathrm{V} で充電した 2.0\ \mu\mathrm{F} を電池から外し、電荷のない 3.0\ \mu\mathrm{F} と並列につないだ。電圧と、失われた静電エネルギーを求めよ。
解答
電荷の和 20\ \mu\mathrm{C} が保存される。V = \dfrac{20}{2.0+3.0} = 4.0\ \mathrm{V}。
前: \frac12\times2.0\times10^{-6}\times10^2 = 1.0\times10^{-4}\ \mathrm{J}
後: \frac12\times5.0\times10^{-6}\times4.0^2 = 4.0\times10^{-5}\ \mathrm{J}
失われたのは 6.0\times10^{-5}\ \mathrm{J}(導線のジュール熱などになる)。
ポイント直列では容量の小さいほうに大きな電圧がかかる(V = Q/C)。
注意電荷保存は「導線でつながり外と電荷のやりとりがない部分」ごとに、極板の電荷を符号つきで足す。
確認問題
1
同じコンデンサー2個を直列にすると、合成容量は1個の何倍か。
答え
\frac12 倍

「静電気力・電場・電位・コンデンサー」の項目

  1. クーロンの法則必須
  2. 電場(電界)と点電荷のつくる電場必須
  3. 電気力線とガウスの法則差がつく
  4. 電気双極子のつくる電場・電位不要
  5. 電位・電位差と仕事必須
  6. 一様な電場と荷電粒子の加速必須
  7. 導体の性質・静電誘導・静電遮蔽差がつく
  8. 鏡像法(接地した導体平面と点電荷)不要
  9. 電気容量と平行板コンデンサー必須
  10. コンデンサーの静電エネルギー必須
  11. 極板間にはたらく引力差がつく
  12. コンデンサーの接続と電荷保存必須
  13. 誘電体・金属板の挿入差がつく

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