高校化学 要点・解法ノート
必須

コロイドの性質と分類

着眼点直径およそ 10^{-9}〜10^{-7}\ \mathrm{m} の粒子。ろ紙は通るが半透膜(セロハン)は通らない。性質は用語と現象を1対1で結ぶ。

  • 疎水コロイド: 水和が少なく電荷の反発で分散(水酸化鉄(Ⅲ)、硫黄、粘土など)。
  • 親水コロイド: 多くの水分子が水和(ゼラチン、デンプン、タンパク質など)。
  • ゾル(流動性あり)、ゲル(流動性を失い固まったもの)。
現象・操作内容
チンダル現象光の通り道が光って見える(粒子が光を散乱)
ブラウン運動粒子の不規則な運動(溶媒分子が衝突するため)
透析半透膜で小さいイオン・分子を除き、コロイドを精製
電気泳動帯電したコロイド粒子が反対符号の電極へ移動
凝析疎水コロイドに少量の電解質 → 沈殿。粒子と反対符号で価数の大きいイオンほど有効
塩析親水コロイドに多量の電解質 → 沈殿(水和している水を奪う)
保護コロイド疎水コロイドに親水コロイドを加え、凝析しにくくしたもの(墨汁のにかわ)
例題
1
沸騰水に塩化鉄(Ⅲ)水溶液を加えてできた水酸化鉄(Ⅲ)のコロイドは正に帯電している。これを最も少量で凝析させるのは、\ce{NaCl}、\ce{Na2SO4}、\ce{Na3PO4} のどれか。
解答
\ce{Na3PO4}。正のコロイドには陰イオンが効き、価数が大きいほど有効(\ce{PO4^3-} > \ce{SO4^2-} > \ce{Cl-})。
確認問題
1
デンプン水溶液に横から強い光を当てると光の通路が見えた。この現象は。
答え
チンダル現象
2
コロイド溶液をセロハン袋に入れて流水に浸す操作は。
答え
透析

「溶液と溶解」の項目

  1. 溶解のしくみ(極性で判断)必須
  2. 濃度の換算(質量%・モル濃度・質量モル濃度)必須
  3. 固体の溶解度と析出量必須
  4. 水和物の析出(硫酸銅(Ⅱ)五水和物)差がつく
  5. 気体の溶解度とヘンリーの法則必須
  6. 蒸気圧降下(なぜ沸点が上がるか)差がつく
  7. 沸点上昇・凝固点降下の計算必須
  8. 凝固点降下から分子量を求める差がつく
  9. 冷却曲線の読み方差がつく
  10. 浸透圧必須
  11. ラウールの法則(蒸気圧降下の定量)不要
  12. コロイドの性質と分類必須

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