溶解のしくみ(極性で判断)
着眼点極性の似たものどうしがよく溶ける。水(極性溶媒)にはイオン結晶・極性分子、ヘキサン(無極性溶媒)には無極性分子。
水和: 溶質粒子のまわりを水分子が取り囲んで安定化すること。イオンには水分子の極性のある側が向く(陽イオンには O 側、陰イオンには H 側)。
| 溶質 | 水 | ヘキサンなど無極性溶媒 |
|---|---|---|
| イオン結晶(\ce{NaCl} など) | 溶けやすいものが多い(水和) | 溶けにくい |
| 極性分子(エタノール、\ce{HCl} など) | 溶けやすい | 溶けにくいものが多い |
| 無極性分子(ヨウ素、ナフタレンなど) | 溶けにくい | 溶けやすい |
例題
1
エタノールは水にもヘキサンにもよく溶ける。理由を構造から述べよ。
解答
ヒドロキシ基 \ce{-OH}(親水性、水と水素結合)と、エチル基 \ce{C2H5-}(疎水性、無極性溶媒となじむ)の両方をもつから。
確認問題
1
ヨウ素は水とヘキサンのどちらによく溶けるか。
答え
ヘキサン(どちらも無極性)