高校化学 要点・解法ノート
必須

固体の溶解度と析出量

着眼点溶解度は「水 100 g に溶ける溶質の最大質量(g)」。飽和溶液は「水 100 g + 溶質 S g」の比で、どの量でも比例計算できる。

冷却による析出量(水和水なし):

析出量 = 飽和溶液の質量 × (高温の溶解度 − 低温の溶解度)÷(100 + 高温の溶解度)

例題
1
硝酸カリウムの溶解度は 60 ℃ で 109、20 ℃ で 32 とする。60 ℃ の飽和溶液 200 g を 20 ℃ に冷やすと何 g 析出するか。整数で。
解答
60 ℃ の飽和溶液 209 g を 20 ℃ にすると 109 - 32 = 77\ \mathrm{g} 析出する。200 g なら 77 \times \frac{200}{209} = 73.7 答え 74 g
(検算: 200 g 中の水は 200 \times 100/209 = 95.7\ \mathrm{g}、溶質は 104.3\ \mathrm{g}。20 ℃ で水 95.7 g に溶けるのは 30.6\ \mathrm{g}。104.3 - 30.6 = 73.7)
確認問題
1
溶解度 40 の物質の飽和溶液 70 g に溶けている溶質は。
答え
20 g(70 \times 40/140)

「溶液と溶解」の項目

  1. 溶解のしくみ(極性で判断)必須
  2. 濃度の換算(質量%・モル濃度・質量モル濃度)必須
  3. 固体の溶解度と析出量必須
  4. 水和物の析出(硫酸銅(Ⅱ)五水和物)差がつく
  5. 気体の溶解度とヘンリーの法則必須
  6. 蒸気圧降下(なぜ沸点が上がるか)差がつく
  7. 沸点上昇・凝固点降下の計算必須
  8. 凝固点降下から分子量を求める差がつく
  9. 冷却曲線の読み方差がつく
  10. 浸透圧必須
  11. ラウールの法則(蒸気圧降下の定量)不要
  12. コロイドの性質と分類必須

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