高校化学 要点・解法ノート
差がつく

蒸気圧降下(なぜ沸点が上がるか)

着眼点不揮発性の溶質を溶かすと溶液の蒸気圧は下がる。だから外圧に達する温度(沸点)が上がる。グラフでは溶液の蒸気圧曲線が純溶媒の右下にくる。

  • 蒸気圧降下・沸点上昇・凝固点降下・浸透圧は、溶質の種類によらず溶質粒子の数(濃度)だけで決まる。
  • 電解質は電離後の粒子の総数で考える(\ce{NaCl} なら2倍、\ce{CaCl2} なら3倍)。
例題
1
同じ質量モル濃度のグルコース水溶液と塩化ナトリウム水溶液では、どちらの蒸気圧が低いか。
解答
塩化ナトリウム水溶液。\ce{NaCl -> Na+ + Cl-} と電離して粒子数が2倍になるので、蒸気圧降下が大きい。
確認問題
1
0.1 mol/kg の尿素水溶液と 0.1 mol/kg の \ce{CaCl2} 水溶液。沸点が高いのは。
答え
\ce{CaCl2} 水溶液(粒子数が3倍)

「溶液と溶解」の項目

  1. 溶解のしくみ(極性で判断)必須
  2. 濃度の換算(質量%・モル濃度・質量モル濃度)必須
  3. 固体の溶解度と析出量必須
  4. 水和物の析出(硫酸銅(Ⅱ)五水和物)差がつく
  5. 気体の溶解度とヘンリーの法則必須
  6. 蒸気圧降下(なぜ沸点が上がるか)差がつく
  7. 沸点上昇・凝固点降下の計算必須
  8. 凝固点降下から分子量を求める差がつく
  9. 冷却曲線の読み方差がつく
  10. 浸透圧必須
  11. ラウールの法則(蒸気圧降下の定量)不要
  12. コロイドの性質と分類必須

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