アルカリ金属(Na・K)と化合物
着眼点単体は水と激しく反応して \ce{H2}、だから灯油中に保存。化合物は「潮解(NaOH)」「風解(炭酸ナトリウム十水和物)」「加熱分解(\ce{NaHCO3})」の3つを区別する。
単体は溶融塩電解(融解した \ce{NaCl} の電気分解)でつくる。水溶液を電気分解しても陰極では \ce{H2} が出るだけで \ce{Na} は得られない。
| 物質 | 性質 | 反応・ポイント |
|---|---|---|
| \ce{Na} 単体 | 柔らかい・密度小・灯油中に保存 | \ce{2Na + 2H2O -> 2NaOH + H2 ^} |
| \ce{NaOH} | 潮解性(空気中の水を吸って溶ける) | \ce{CO2} も吸収:\ce{2NaOH + CO2 -> Na2CO3 + H2O} |
| \ce{Na2CO3.10H2O} | 風解性(結晶水を失って粉末に) | \ce{Na2CO3.H2O} になる |
| \ce{NaHCO3} | 加熱で分解(ベーキングパウダー) | \ce{2NaHCO3 -> Na2CO3 + H2O + CO2 ^} |
| \ce{Na2CO3} | 水溶液は塩基性 | 酸で \ce{CO2} 発生(弱酸の遊離) |
例題
1
炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの白い粉末を区別する方法を1つ答えよ。
解答
試験管で加熱し、出る気体を石灰水に通す。白濁すれば \ce{NaHCO3}(\ce{2NaHCO3 -> Na2CO3 + H2O + CO2})。\ce{Na2CO3} は加熱しても分解しない。
確認問題
1
水酸化ナトリウムの固体を空気中に放置すると何が起こるか(2つ)。
答え
潮解して水溶液になり、さらに空気中の \ce{CO2} を吸収して \ce{Na2CO3} に変わる。