高校物理 要点・解法ノート
必須

電流が磁場から受ける力

着眼点導線と磁場が垂直なら F = IBL。斜めなら垂直成分だけが効き、平行なら力は0。

F = IBL\sin\theta\ \ (\theta \text{ は電流と磁場のなす角})
例題
1
0.50\ \mathrm{T} の一様な磁場に垂直に、長さ 0.30\ \mathrm{m} の導線を置いて 2.0\ \mathrm{A} 流した。力の大きさを求めよ。
解答
F = 2.0\times0.50\times0.30 = 0.30\ \mathrm{N}
2
質量 0.020\ \mathrm{kg}、長さ 0.20\ \mathrm{m} の水平な導体棒を、軽い2本の導線で天井からつるす。鉛直上向き 0.49\ \mathrm{T} の磁場の中で棒に 2.0\ \mathrm{A} 流すと、つり糸が鉛直から角 \theta 傾いて静止した。\tan\theta を求めよ。g = 9.8\ \mathrm{m/s^2}。
解答
磁場が鉛直なので、力は水平で大きさ IBL = 2.0\times0.49\times0.20 = 0.196\ \mathrm{N}。重力 mg = 0.020\times9.8 = 0.196\ \mathrm{N}。
張力・重力・磁場からの力のつり合いより \tan\theta = \dfrac{IBL}{mg} = 1.0(\theta = 45^\circ)。
ポイント力学の問題に変わったら、磁場からの力を「ふつうの力の1つ」として力の図に描き足すだけ。
確認問題
1
電流と磁場が 30^\circ をなすとき、垂直のときの何倍の力か。
答え
\frac12 倍(\sin30^\circ)

「電流と磁場・ローレンツ力」の項目

  1. 向きの決め方(右ねじ・フレミング左手)必須
  2. 直線電流のつくる磁場と磁束密度必須
  3. 円形電流とソレノイドの磁場必須
  4. 電流が磁場から受ける力必須
  5. 平行電流間にはたらく力必須
  6. 磁場中のコイルが受ける偶力(モーターの原理)差がつく
  7. 磁性体(強磁性・常磁性・反磁性)不要
  8. ローレンツ力必須
  9. 一様な磁場中の等速円運動必須
  10. 磁場に斜めに入った粒子(らせん運動)差がつく
  11. 電場と磁場が直交する場(速度選別)差がつく
  12. ホール効果差がつく
  13. サイクロトロン不要

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