ここまでは不要
受験勉強の時間は限られている。やらないことを決めることも、得点を伸ばす方法のひとつ。
この線引きの基準:共通テスト〜MARCH・地方国公立。難関大や医学部、外国語学部などでは、「不要」の一部が必要になる。志望校の過去問で出ているかどうかで、最終的に判断する。
領域別の「不要」一覧
記号
| 不要なこと | 理由 | 必要になる場合 |
| 列挙内の大区切りとしてのセミコロン | 出題頻度が低く、読めなくても意味は取れる | 文学的な文章・引用の多い長文 |
| 省略記号 …、感嘆符 !、スラッシュ / | 読み飛ばしても意味は変わらない | 引用箇所が設問になったとき |
| コンマの有無だけで用法を断定する | 有無は目安。意味が通るかが決め手 | — |
文法・構文
| 不要なこと | 理由 | 必要になる場合 |
| 5文型の名前の判定 | 骨組みが取れて訳せれば足りる | 文法用語の問題が出る大学 |
| 仮定法の書き換え問題の細かい暗記 | 基本の2パターンと、without / but for / otherwise の意味が読めれば長文は読める | 書き換え問題が多い大学 |
| 擬似関係代名詞(as / than / but)の全パターン | まれ。出会ったら意味を推測できれば足りる | 難関大の和訳・構文問題 |
| 文法書の例外・注・詳細を全部覚える | 基本ルールを固めるほうが得点に直結 | 文法問題の比重が大きい大学 |
読解
| 不要なこと | 理由 | 必要になる場合 |
| 全文を精読して、きれいに和訳する | 設問に関わる箇所だけ精読すれば、時間内に解ける | 全文和訳・全文要約が出る大学 |
| 具体例の細部まで完全に理解する | 例は要点の裏づけ。要点がわかれば設問は解ける | 例が設問の対象になったとき |
| 注がついた難単語を覚える | 出題側が「知らなくてよい」と判断した語 | — |
単語
| 不要なこと | 理由 | 必要になる場合 |
| 単語帳の最後の難語まで全部暗記する | 標準的な単語帳を1冊仕上げるほうが得点に直結する | 語彙問題の比重が大きい難関大 |
| 専門用語・固有名詞の意味 | 多くは注がつく。文脈で予想できる | — |
解答テクニック
| 不要なこと | 理由 | 必要になる場合 |
| 1問に固執して満点を狙う | 目標は合格点。詰まったら印をつけて次へ | — |
| 英作文で難しい語・凝った表現を使う | 正確な平易な文のほうが減点されにくい | 上位の大学の自由英作文 |
構文(自動集計)
| 不要なこと | 分野 | 線引き |
| 文語的な倒置(Such is life / So great was 〜) | 語順・特殊な構造 | 出題は少ない。出会ったら、「Such is 〜=それは〜だ」「So 形容詞 was S that 〜=Sはとても〜だったので…」と、通常の語順に戻して読めれば十分。 |
| 疑似関係代名詞(as / than / but) | 修飾(関係詞・後置修飾) | 出題は稀。such A as 〜 = 〜のようなA、the same A as 〜 = 〜と同じAとして読めれば十分。as is often the case(よくあることだが)のような慣用句も、そのまま覚える。 |
| 否定疑問文・付加疑問文 | 否定 | 読解の得点には直結しにくい。否定疑問文は「〜ではないのですか」、答え方が日本語と逆になる(yes/no は、答えの内容が肯定か否定かで決まる)と知っていれば十分。 |
| need / dare の助動詞用法 | 仮定法・助動詞 | 出題は稀。need not = don't have to だけ押さえれば十分。dare の助動詞用法は、出会ったときに意味を確認する程度でよい。 |
「不要」を「必要」に格上げする基準
- 志望校の過去問3年分を解く。
- 「不要」にした項目が2回以上出ていたら、その項目は「必要」に格上げ。
- 出ていなければ、そのまま後回しにする。
この表は、一般的な傾向にもとづく目安です。志望校の出題形式は、各年度の過去問で確認してください。