受験英語 完全攻略ノート

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修飾(関係詞・後置修飾)

名詞を後ろから説明する形が、長い英文のいちばんの難所。「どの名詞を、どこまでが説明しているか」を見抜く。

関係詞

必須

関係代名詞(主格・目的格・所有格)

着眼点関係詞の後ろに何が欠けているかを見る。
格後ろの形例
主格 who / which / that主語が欠けているthe student who won the prize
目的格 whom / which / that目的語が欠けているthe book which I bought
所有格 whose名詞が続く(〜の)the man whose car was stolen

ポイント:先行詞が人なら who、ものなら which(that はどちらにも使える)。関係詞節の中で、関係詞が S・O・所有のどれをしているかを決める。

必須

前置詞+関係代名詞(in which / with whom)

着眼点関係詞の前に前置詞があるとき、後ろは完全な文。

This is the house in which he was born.

これは彼が生まれた家だ。(= the house which he was born in)

The people with whom I work are kind.

私が一緒に働いている人たちは親切だ。

There were fifty students, most of whom passed the exam.

50人の学生がいて、そのほとんどが試験に合格した。

ポイント:前置詞は、関係詞節の動詞・名詞との結びつきで決まる(born in / work with)。some / most / all / none of whom(which)は「そのうちの〜」。

注意:前置詞の直後に that は置けない(× in that)。人なら whom、ものなら which。

必須

関係副詞(where / when / why / how)

着眼点先行詞が場所・時・理由・方法で、関係詞の後ろが完全な文。

This is the town where I grew up.

ここは私が育った町だ。

I remember the day when we first met.

私たちが初めて会った日を覚えている。

That is why he was late.

そういうわけで、彼は遅れたのだ。

ポイント:That is why 〜 = それが〜の理由だ(結果を述べる)、That is because 〜 = それは〜だからだ(理由を述べる)。「理由」と「結果」の向きに注意。

注意:the reason why は正しい形で、why は省略もできる(the reason he left)。the way how は不可で、the way(か how のどちらか一方)にする。また、先行詞が場所でも、後ろが不完全なら関係代名詞 which(the town which I visited)。

必須

関係詞の省略

着眼点名詞の後ろに S+V が続いている形。

The book (that) I read yesterday was interesting.

私が昨日読んだ本はおもしろかった。

The girl (who is) standing there is my sister.

そこに立っている女の子は私の妹だ。

ポイント:目的格の関係詞は省略できる。名詞が2つ並んだら(the book I read)、間に関係詞を補う。「関係詞+be」も省略され、分詞や形容詞句の後置修飾になる。

注意:主格の関係代名詞は、ふつう省略しない(× The man lives next door is a doctor. ○ The man who lives next door is a doctor.)。ただし連鎖関係詞節(the man I think is honest)は、I think を挟むので省略できる。

必須

非制限用法(コンマ+関係詞)

着眼点関係詞の前にコンマがある。

My brother, who lives in Osaka, is a doctor.

私の兄は大阪に住んでいて、医者をしている。

He said nothing, which made her angry.

彼は何も言わず、そのことが彼女を怒らせた。

ポイント:先行詞にあとから補足する。「そして」「〜だが」と後ろに流して訳す。コンマがあると先行詞は1つに決まっている(兄は1人)。, which は前の文全体を受けることもある。

注意:非制限用法では that は使えない。

必須

関係代名詞 what(〜するもの・こと)

着眼点先行詞がなく、後ろに何かが欠けている。名詞節をつくる。

What she said surprised everyone.

彼女が言ったことは、皆を驚かせた。

This is what I wanted.

これが私がほしかったものだ。

ポイント:what = the thing(s) which。名詞節として S・O・C になる。「〜すること/もの」と訳す。

必須

that と what の見分け

着眼点関係詞の前に先行詞があるか、後ろが完全か欠けているか。
形先行詞後ろ例
関係代名詞 thatあり欠けるthe thing that he wants
接続詞 that(なし)完全I know that he wants it
同格の thatあり(fact / idea / belief など)完全the fact that he left(同格)
関係代名詞 whatなし(含む)欠けるI know what he wants

ポイント:What は「〜のもの」自体が先行詞を含むので、前に名詞は置かない。後ろの形で迷ったら、「欠けている(→関係詞)」か「完全(→接続詞)」を先に判断する。

差がつく

複合関係詞(whatever / whoever / however など)

着眼点wh- に -ever がついた語。名詞節と副詞節、両方の働きがある。
語名詞節(〜するものは何でも)副詞節(たとえ〜でも)
whatever何でも何が/何を〜しようと
whoeverだれでもだれが〜しようと
whicheverどちらでもどちらが〜しようと
whenever / wherever〜するときはいつでも/〜するところはどこでもいつ/どこで〜しようと
however +形容詞・副詞—どんなに〜でも

You can choose whatever you like.

好きなものは何でも選べる。

Whatever happens, I will support you.

何が起ころうと、私はあなたを支持する。

Whenever I see him, he is smiling.

彼に会うときはいつも、彼は笑っている。

ポイント:動詞の目的語や主語なら名詞節、コンマで主節に続くなら副詞節(譲歩)。譲歩の意味のときは、no matter + wh- と言い換えられる。whenever / wherever は「〜するときはいつでも」の意味でもよく使う。

差がつく

連鎖関係詞節(who I think is 〜)

着眼点関係詞の直後に、I think / he said / we believe のような S+V が割り込んでいる。

He is the man who I think is the best candidate.

彼は、私が最も適任だと思う男性だ。

The idea that I thought was impossible turned out to work.

私が不可能だと思っていた案は、うまくいくことがわかった。

ポイント:I think / I thought を外して読む。関係詞(who)は、外した後ろの動詞(is)の主語になる。挿入と同じ処理。

注意:主格なので who。× the man whom I think is honest は誤り(I think を外して考える)。

ここまで不要

疑似関係代名詞(as / than / but)

着眼点such A as 〜、the same A as 〜、as が関係代名詞のように働く形。

線引き:出題は稀。such A as 〜 = 〜のようなA、the same A as 〜 = 〜と同じAとして読めれば十分。as is often the case(よくあることだが)のような慣用句も、そのまま覚える。

後置修飾・名詞まわり

必須

分詞の後置修飾

着眼点名詞のすぐ後ろに -ing / p.p.+語句。

The boy standing there is my brother.

そこに立っている少年は私の弟だ。

The language spoken in Brazil is Portuguese.

ブラジルで話されている言語はポルトガル語だ。

ポイント:関係詞+be の省略と考える。名詞との関係が「する」なら -ing、「される」なら p.p.。

差がつく

形容詞の後置修飾

着眼点形容詞が名詞の後ろに来ている。

I want something cold to drink.

何か冷たい飲み物がほしい。

There is nothing important in this document.

この書類には重要なことは何もない。

This is the best solution possible.

これは可能な限り最善の解決策だ。

ポイント:-thing / -one / -body +形容詞、最上級・only + -able / -ible の形容詞は、後ろに置くこともある(the best possible solution のように前に置く形も普通)。形容詞に語句が付くと(a man kind to everyone)後置される。

差がつく

名詞を説明する to 不定詞(the first ... to do など)

着眼点名詞のあとに to 不定詞。名詞との関係を確かめる。

She was the first woman to win the prize.

彼女は、その賞を取った最初の女性だった。

He is the last person to tell a lie.

彼は決して嘘をつくような人ではない。

I have no chance to see him.

私は彼に会う機会がない。

I need a house to live in.

私は住む家が必要だ。

ポイント:the last ... to do = 「最も〜しそうにない(決して〜しない)」。the first / second / only ... to do は、名詞が不定詞の意味上の主語。ability / chance / way などは同格的に説明する。a house to live in / someone to talk with のように、前置詞が後ろに残る形にも注意。

必須

前置詞句が、どこにかかるか

着眼点前置詞句(of 〜 / in 〜 / with 〜)が、名詞と動詞のどちらを修飾するか。

He saw the man with a telescope.

彼は望遠鏡を持った男を見た。/彼は望遠鏡で男を見た。(2通りに読める)

The results of the study on sleep in older adults were surprising.

高齢者の睡眠に関する研究の結果は、驚くべきものだった。

ポイント:基本は直前の名詞にかかるが、意味が通らなければ動詞にかかる。前置詞句が連続するときは、それぞれすぐ前の名詞を修飾していくことが多い。

差がつく

名詞構文(名詞を動詞に戻して訳す)

着眼点動詞から作られた名詞(destruction, arrival, decision など)が主語になっている。

His arrival surprised us.

彼が到着したことが、私たちを驚かせた。→ 彼が着いたので、私たちは驚いた。

The destruction of the city by the enemy shocked the world.

敵が街を破壊したことが、世界に衝撃を与えた。

ポイント:名詞を動詞に戻して訳す。他動詞から作られた名詞(destruction など)では of = 目的語、by = 主語。自動詞から作られた名詞(arrival, growth など)では of = 主語(the arrival of the train = 列車が到着すること)。無生物主語の文と同じく、副詞的に訳すと自然になる。

確認問題

クリックすると答えが開く。答えを見る前に、頭の中で答えを決めてから開く。

( )に入る語を答えなさい。
The woman (   ) I spoke to is my aunt. ア. whose イ. whom(who / that も可)

イ. whom

人が先行詞で、spoke to の目的語(人)が欠けている。that や who、省略も可。

次の文を訳しなさい。
Whenever I visit him, he is cooking.

彼を訪ねるときはいつも、彼は料理をしている。

whenever = 〜するときはいつでも。

次の文を訳しなさい。
She is the last person to betray her friends.

彼女は決して友人を裏切るような人ではない。

the last ... to do = 最も〜しそうにない。

what と that のどちらが入るか。
This is (   ) I have been looking for.

what

先行詞がなく、looking for の目的語が欠けている。「これが私が探していたものだ」。