高校化学 要点・解法ノート
必須

三態変化と熱の出入り

着眼点状態変化の名前と、その間は温度が一定になること。加熱曲線の水平部分は「熱が状態変化だけに使われている」区間。

温度を上げる区間の熱量: q = mc\Delta t(m 質量、c 比熱)。状態変化の区間の熱量: 物質量 × 融解(蒸発)エンタルピー。

変化名前熱
固体 → 液体融解(逆は凝固)融解では吸収(融解エンタルピー)
液体 → 気体蒸発(逆は凝縮)蒸発では吸収(蒸発エンタルピー)
固体 → 気体昇華(逆は凝華)昇華では吸収
例題
1
0 ℃ の氷 18 g をすべて 100 ℃ の水蒸気にするのに必要な熱量を有効数字2桁で求めよ。\ce{H2O}=18、氷の融解エンタルピー 6.0\ \mathrm{kJ/mol}、水の蒸発エンタルピー 41\ \mathrm{kJ/mol}、水の比熱 4.2\ \mathrm{J/(g\cdot K)} とする。
解答
\ce{H2O} は 18/18 = 1.0\ \mathrm{mol}。
融解: 1.0 \times 6.0 = 6.0\ \mathrm{kJ}
0 ℃ → 100 ℃ の水: 18 \times 4.2 \times 100 = 7560\ \mathrm{J} = 7.56\ \mathrm{kJ}
蒸発: 1.0 \times 41 = 41\ \mathrm{kJ}
合計 6.0 + 7.56 + 41 = 54.56 より 55\ \mathrm{kJ}
確認問題
1
純物質を加熱したとき、融解中の温度はどうなるか。
答え
一定(加えた熱は融解だけに使われる)

「気体と状態変化」の項目

  1. 三態変化と熱の出入り必須
  2. 状態図(三重点・臨界点)差がつく
  3. 蒸気圧と沸騰必須
  4. 液体が残るかの判定必須
  5. ボイル・シャルルの法則必須
  6. 気体の状態方程式と分子量・密度必須
  7. 混合気体と分圧・平均分子量必須
  8. 水上置換で集めた気体差がつく
  9. 容器内の気体反応(分圧で量的関係)差がつく
  10. 理想気体と実在気体のずれ差がつく
  11. ファンデルワールスの状態方程式不要

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