高校化学 要点・解法ノート
必須

蒸気圧と沸騰

着眼点飽和蒸気圧は温度だけで決まり、容器の体積や他の気体の有無に関係しない。沸騰は「飽和蒸気圧=外圧」になったとき。

  • 密閉容器で液体と蒸気が共存しているとき(気液平衡)、蒸気の圧力=その温度の飽和蒸気圧。
  • 温度が上がると飽和蒸気圧は大きくなる(蒸気圧曲線は右上がり)。
  • 外圧が低い(高い山の上)と、より低い温度で飽和蒸気圧が外圧に達するので沸点が下がる。
  • 分子間力が強い物質ほど、同じ温度での蒸気圧が小さく、沸点が高い。
例題
1
水とエタノールの蒸気圧曲線で、同じ温度での蒸気圧はエタノールのほうが大きい。沸点が高いのはどちらか。理由も述べよ。
解答
水。同じ温度で蒸気圧が小さい(分子間に水素結合が多く蒸発しにくい)ので、蒸気圧が外圧 1.013\times10^5\ \mathrm{Pa} に達する温度が高い。
確認問題
1
気液平衡にある容器の体積を半分にした(温度一定・液体は残る)。蒸気の圧力は。
答え
変わらない(飽和蒸気圧は温度だけで決まる)
2
富士山の山頂で水の沸点が100 ℃より低いのはなぜか。
答え
外圧が低く、より低い温度で飽和蒸気圧が外圧に達するから

「気体と状態変化」の項目

  1. 三態変化と熱の出入り必須
  2. 状態図(三重点・臨界点)差がつく
  3. 蒸気圧と沸騰必須
  4. 液体が残るかの判定必須
  5. ボイル・シャルルの法則必須
  6. 気体の状態方程式と分子量・密度必須
  7. 混合気体と分圧・平均分子量必須
  8. 水上置換で集めた気体差がつく
  9. 容器内の気体反応(分圧で量的関係)差がつく
  10. 理想気体と実在気体のずれ差がつく
  11. ファンデルワールスの状態方程式不要

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