受験数学マップ

展開・因数分解の型

数学I / 数と式 / 東大での重要度 ★★☆☆☆

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要点

展開・因数分解は数学全体で最も反復回数の多い操作であり、ここでの手の速さと正確さが、数III積分や複素数計算など後段のすべての作業時間を左右する。公式は覚えるだけでなく、なぜその形になるかを一度展開して確認しておくと、符号ミスや型の取り違えが激減する。特に3乗の公式と対称式がらみの因数分解は、単独では地味だが、後の単元で突然必要になる場面が多い。

こんなときに使う

手順

  1. 1. 式の次数と項の数から使う公式の候補を絞る
  2. 2. 3乗が絡むなら a³±b³=(a±b)(a²∓ab+b²) を試す
  3. 3. 3文字対称なら a+b+c、ab+bc+ca などの基本対称式に置き換える
  4. 4. 因数分解できたら展開して元の式に戻るか検算する

例題

x³ − 27 を因数分解せよ。
解答
  1. x³ − 27 = x³ − 3³ の形なので、a³−b³=(a−b)(a²+ab+b²) を使う。
  2. a=x, b=3 として (x−3)(x²+3x+9)。
  3. 検算:展開すると x³+3x²+9x−3x²−9x−27=x³−27 で一致。

別解・ほかの見方

落とし穴

なぜ大事か

式変形の速度そのもの。ここが遅いと数III積分で毎回時間を失う

東大での出方

単独の出題は少ないが、積分の被積分関数を整理する場面や、整数問題で積の形に持ち込む場面で、ここの速さがそのまま試験時間の余裕になる。

確認問題

発展

4次式の因数分解(複2次式でない場合)。適切に平方の差の形を作れないか工夫する練習は、数IIIの部分分数分解の準備になる。

前提になるノード

このノードを前提にするノード

「数と式」のノード

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