受験英語 完全攻略ノート

← 構文ライブラリ / 17項目

準動詞(不定詞・動名詞・分詞)

動詞が形を変えて、名詞・形容詞・副詞の役をする。長文では「何を、どの語にかけているか」が問われる。

不定詞

必須

不定詞の意味上の主語(for A to do / of A to do)

着眼点to 不定詞の前に for A または of A。

It is important for students to read carefully.

学生が注意深く読むことは大切だ。

It is kind of you to help me.

私を助けてくれるとは、あなたは親切だ。

ポイント:for A to do = A が〜すること。人の性質を表す形容詞(kind, wise, careless, polite, rude, foolish)のときは of A。

差がつく

完了不定詞(to have p.p.)と受動(to be p.p.)

着眼点to の後ろが have p.p. または be p.p.。

He seems to have made a mistake.

彼は間違えたようだ。

She is said to have been a singer.

彼女は昔、歌手だったと言われている。

This problem is to be solved soon.

この問題はまもなく解決されることになっている。

ポイント:to have p.p. は、主節の動詞より前の出来事。seem / appear / be said / be believed + to 不定詞の形で多い。

差がつく

be to 構文(予定・義務・可能・運命・意図)

着眼点be 動詞のあとに to 不定詞が続く(受動態や進行形ではない)。
意味例
予定(〜することになっている)The meeting is to be held next week.
義務・命令(〜すべきだ)You are to finish it today.
可能(〜できる)※否定文が多いNot a star was to be seen.
運命(〜する運命だ)He was never to see his home again.
意図(〜するつもりなら)※if節内If you are to succeed, you must work hard.

ポイント:文脈で意味を決める。if 節の中なら意図、過去形でneverがあれば運命が多い。

差がつく

独立不定詞(文全体にかかる慣用表現)

着眼点文頭・文中の to 〜 が、文全体を修飾する。
表現意味
to tell the truth実を言うと
to be honest / to be frank正直に言うと
to begin withまず第一に
needless to say言うまでもなく
so to speakいわば
to make matters worseさらに悪いことに
not to mention 〜〜は言うまでもなく

To be honest, I didn't like the plan.

正直に言うと、私はその計画が好きではなかった。

ポイント:決まった形なので、かたまりで覚える。構造を分析せず、訳をあてはめれば足りる。

必須

too ... to / ... enough to

着眼点too +形容詞・副詞 + to do、形容詞 + enough + to do。

She is too young to travel alone.

彼女は若すぎて、1人で旅行できない。

He is old enough to vote.

彼は投票できる年齢だ。

He was kind enough to help me.

彼は親切にも私を助けてくれた。

ポイント:too ... to = 「〜すぎて…できない」(否定的)。enough to = 「…するのに十分〜」。too ... for A to do で意味上の主語を示す。

注意:only too 〜(とても〜だ)、cannot ... too 〜(いくら〜しても…しすぎない)と混同しない。too heavy for me to carry のように、to 不定詞の目的語が主語と同じものなら、it は入れない(× to carry it)。so ... as to は結果・程度を参照。

差がつく

目的・結果の不定詞

着眼点to 不定詞が「〜するために」か「その結果〜」かを決める。

He studied hard in order to pass the exam.

彼は試験に合格するために、熱心に勉強した。

She grew up to be a doctor.

彼女は成長して医者になった。

He rushed to the station, only to find the train gone.

彼は駅へ急いだが、電車はもう出たあとだった。

ポイント:in order to / so as to = 目的(否定は in order not to / so as not to)。grow up to / live to / only to / never to = 結果(〜して、その結果…)。

差がつく

原形不定詞を使う慣用表現

着眼点to のない不定詞(原形)を後ろにとる表現。
表現意味・例
had better do〜したほうがよい:You had better see a doctor.
would rather do (than do)むしろ〜したい:I would rather stay home.
do nothing but do〜ばかりする:He did nothing but complain.
cannot but do〜せざるをえない:I cannot but admire her.
help O (to) doOが〜するのを助ける
Why not do 〜?〜したらどうか

ポイント:助動詞的な表現の後ろは原形(to を入れない)。ただし help O (to) do は、to があってもなくてもよい。

差がつく

代不定詞と、不定詞の否定

着眼点文の最後が to だけになっている、または not to do。

You may go if you want to.

行きたければ、行ってもよい。(to の後ろの go が省略)

He told me not to be late.

彼は私に遅れないようにと言った。

ポイント:to だけが残るのは、同じ動詞の繰り返しを避けているから(代不定詞)。否定は to の直前に not / never を置く。

動名詞

差がつく

動名詞の意味上の主語・否定・完了

着眼点動名詞の前や形に、追加の情報がある。

I don't mind his staying here.

彼がここにいても構わない。

She is proud of having won the prize.

彼女はその賞を取ったことを誇りに思っている。

He regrets not having studied harder.

彼はもっと勉強しなかったことを後悔している。

ポイント:所有格(his)/目的格(him)が意味上の主語。having p.p. は主節より前のこと。否定は not + -ing。

必須

動名詞を使う慣用表現

着眼点前置詞の to + -ing や、決まった型に注目。
表現意味
It is no use -ing〜しても無駄だ
be worth -ing〜する価値がある
cannot help -ing〜せずにはいられない
feel like -ing〜したい気がする
look forward to -ing〜を楽しみに待つ
be used to -ing〜に慣れている
object to -ing〜に反対する
when it comes to -ing〜のことになると
on -ing〜するとすぐに
There is no -ing〜することはできない
be busy -ing〜するのに忙しい
spend 時間 -ing〜して時間を過ごす
keep / stop / prevent A from -ingAが〜するのを妨げる

This book is worth reading twice.

この本は2回読む価値がある。

ポイント:この to は前置詞(look forward to, be used to, object to)。だから後ろは動名詞。to 不定詞との見分けがポイント。

注意:used to do(以前は〜した)とbe used to -ing(〜に慣れている)を混同しない。

分詞構文

必須

分詞構文の基本

着眼点文頭(または文中)の -ing +語句 ,。

Walking along the street, I met an old friend.

通りを歩いていると、旧友に会った。

Not knowing what to do, she asked for help.

どうしたらよいかわからなかったので、彼女は助けを求めた。

ポイント:意味上の主語は、主節の主語。訳は時(〜して・〜しながら)・理由・付帯状況・条件・譲歩のうち、文脈で決める。接続詞を補って読むとわかりやすい。

必須

完了・受動の分詞構文

着眼点Having p.p. または (Being) p.p. で始まる。

Having finished the work, he went home.

仕事を終えてから、彼は帰宅した。

(Being) written in simple English, the book is easy to read.

やさしい英語で書かれているので、その本は読みやすい。

Seen from the sky, the island looks like a heart.

空から見ると、その島はハートの形に見える。

ポイント:Having p.p. = 主節より前の出来事。Being は省略されることが多く、文頭が p.p. のときは「〜されて」の受動の分詞構文。

差がつく

独立分詞構文(主語が主節と違う)

着眼点分詞の前に、別の主語がついている。

Weather permitting, we will go camping.

天気が良ければ、私たちはキャンプに行く。

It being Sunday, the shop was closed.

日曜日だったので、店は閉まっていた。

ポイント:分詞の主語が主節と違うときは、分詞の前に主語を置く。Weather permitting = If the weather permitsのような定型もある。

必須

with + O + C(付帯状況)

着眼点with + 名詞 + 分詞・形容詞・副詞・前置詞句。

She was sitting with her legs crossed.

彼女は脚を組んで座っていた。

He listened with his eyes closed.

彼は目を閉じて聞いていた。

With the sun rising, the birds began to sing.

太陽が昇る中、鳥たちが鳴き始めた。

ポイント:「〜しながら」「〜のままで」。O と C は主語と述語の関係:C が -ing なら「〜している」、p.p. なら「〜されて」。

差がつく

分詞構文の慣用表現

着眼点主語が決まっておらず、文全体を修飾する表現。
表現意味
generally speaking一般的に言えば
judging from 〜〜から判断すると
considering 〜 / given 〜〜を考えると
speaking of 〜〜といえば
taking 〜 into account〜を考慮に入れると
providing / provided (that) 〜もし〜ならば

Judging from the look of the sky, it will rain soon.

空模様から判断すると、まもなく雨が降る。

ポイント:主語との関係を考えずに、かたまりで訳す。

差がつく

接続詞つきの分詞構文

着眼点when / while / if / though + -ing / p.p.。

While walking in the park, I found a wallet.

公園を歩いていて、財布を見つけた。

When asked about the plan, he refused to answer.

その計画について聞かれたとき、彼は答えるのを断った。

ポイント:意味をはっきりさせるため、接続詞が残っている。接続詞+(S be)の省略と考えてもよい。主語は、主節の主語と同じ。

必須

感情を表す分詞形容詞(interesting / interested)

着眼点-ing と p.p. で、意味が逆になる。
-ing(〜させる)p.p.(〜させられる=感じる)
exciting(わくわくさせる)excited(わくわくしている)
boring(退屈させる)bored(退屈している)
surprising(驚くべき)surprised(驚いた)
tiring(疲れさせる)tired(疲れた)
disappointing(がっかりさせる)disappointed(がっかりした)

The result was surprising.

その結果は驚くべきものだった。

I was surprised at the result.

私はその結果に驚いた。

ポイント:感情を「与える」側(もの・こと)が -ing、「受ける」側(人)が p.p.。主語が人か、ものかで決める。

確認問題

クリックすると答えが開く。答えを見る前に、頭の中で答えを決めてから開く。

( )に of / for のどちらが入るか。
It was careless (   ) him to leave the door open.

of

careless は人の性質を表す形容詞。for ではなく of + 人。

次の文を訳しなさい。
He is too tired to go any further.

彼は疲れすぎていて、これ以上先へは行けない。

too ... to do = 〜すぎて…できない。

次の文を訳しなさい。
Considering his age, he is very active.

彼の年齢を考えると、彼はとても活動的だ。

considering = 〜を考えると(分詞構文の慣用表現)。

( )に入る形を答えなさい。
I object to (   ) treated like a child. ア. be イ. being

イ. being

object to の to は前置詞なので、後ろは動名詞(being treated)。「子ども扱いされることに反対だ」。