必要条件・十分条件
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要点
p⇒qが真であるとは、pを満たす集合Pがqを満たす集合Qに完全に含まれている(P⊂Q)ということ。この一枚の絵(ベン図)さえ持っていれば、必要・十分・同値のすべてが判定できる。東大の論証問題の採点は、この同値性の意識が徹底されているかを直接測ってきており、答えが合っていても『⇒しか示していない』ことで大きく減点される。
こんなときに使う
- 『Aは何条件か』と聞かれたら、まず矢印の向き(A⇒B、B⇒A)を両方確認する
- 2乗する・両辺を掛ける・分母を払うなどの操作をしたら、それが同値変形かどうかを常に意識する
- 『⇒』だけを示して満足しない。逆が言えるかを必ず確認する
手順
- 1. Aを満たす集合とBを満たす集合をイメージする
- 2. A⊂Bが成り立つか確認する(成り立てばAはBの十分条件)
- 3. B⊂Aも成り立つか確認する(両方成り立てば同値)
例題
「x=1」は「x²=1」であるための何条件か。
解答
- x=1 ⇒ x²=1 は真(1²=1なので)。
- 逆:x²=1 ⇒ x=1 は偽(x=−1でもx²=1になるため)。
- 一方向だけ真なので「x=1」は「x²=1」であるための十分条件(必要条件ではない)。
別解・ほかの見方
- 対偶を使って判定する方法もある:¬(x²=1) ⇒ ¬(x=1) を確認する
落とし穴
- 矢印の向きを逆に覚える(十分条件と必要条件を取り違える)
- 片方向だけ確認して同値だと決めつける
- 「⇒」しか示さず同値を主張して失点
なぜ大事か
東大の論証はここが読めているかを直接測ってくる。同値変形の意識が全て
東大での出方
東大の論証全般でこの意識が前提になっている。軌跡・領域・不等式の証明など、必要条件で止めて十分性を確認しない答案は大きく減点される。
確認問題
- 「xが4の倍数」は「xが2の倍数」であるための何条件か
- 「三角形が正三角形」は「三角形が二等辺三角形」であるための何条件か
発展
必要十分条件を自分で見つける(構成する)練習。定義に戻って同値な言い換えを探す訓練が、後の軌跡・領域の議論に直結する。
前提になるノード
このノードを前提にするノード
「集合と命題」のノード
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